2020年シーズンは「確実に」あるとドルフィンズオーナー
2020年05月27日(水) 15:50長引く新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックで先行きが見えない中、NFLの近い将来については楽観的な空気が残っている。
マイアミ・ドルフィンズのオーナーであるスティーブン・ロスは、たとえテレビで見る姿はこれまでと違ったとしても、2020年も世にNFLのフットボールを提供できると信じている数少ない重要なリーグ関係者の一人だ。
『CNBC』に出演中、「今年のフットボールシーズンは確実にあると思う」とロスは話している。「一番の問題はスタジアムにファンはいるのか、ということだ。私は、今の時点ではファンをスタジアムに入れる予定だよ。NFLはまだ検討しているところだが、予定通りに始まり、この国がいま必要としているエンターテインメントを提供できるように柔軟に対応してくれている」
「今スポーツが一番恋しい。多くの人はなくなって初めてそのことに気が付くのさ。でもNFLは開催に向けて確実に準備が進んでいると思うし、みんなも待ち望んでいる。少なくとも僕はそうだ。ここマイアミでは色んなことに取り組んできて、どちらに転んでも準備はできている。そしてスタジアムにはファンがいることを願っているよ」とロスは述べた。
人が接触するオフシーズンの活動はパンデミックの影響で設けられた制限によってすべて中止になったが、リーグは引き続き通常どおりのスケジュールで動いている。リーグは何も決定していないが、2020年シーズンの実現性について問われると、ファン不在のシーズンは非常に可能性が高いという感覚がオーナーたちの間では高まっているようだ。
5月15日にNFLコミッショナーのロジャー・グッデルが覚書で指示した通り、“州および地域の規則”のもと”それぞれの区域における公衆衛生上の義務を遵守し、プロトコルを実装している”ことを条件に、各チームは徐々に施設を再開している。ニュージャージー州知事のフィル・マーフィーが現地26日(火)に発表したところによると、ニューヨーク・ジェッツとニューヨーク・ジャイアンツは、施設の再開を許可された最新のチームとなったがまだ実現はしていない。
他のすべてのことと同じように、様子見の状態が続く。だが、少なくとも何人かのオーナーの視点からはフットボールは2020年も開催されそうだ。そうなればロスが火曜日に伝えている通り、全員にとって大きな励みとなる。
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