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スティーラーズ2年目に役割の拡大を見据えるDBフィッツパトリック

2020年05月28日(木) 17:00

ピッツバーグ・スティーラーズのミンカ・フィッツパトリック【AP Photo/Rick Scuteri】

ピッツバーグ・スティーラーズで戦った14試合において、ディフェンシブバック(DB)ミンカ・フィッツパトリックはチームがトレードで自分を獲得するのに払った1巡目指名権という犠牲にふさわしいことを遺憾なく証明してきた。

スティーラーズのコーチ陣とほぼフルシーズンを一緒に過ごし、オフシーズンを――こちらは例年とは大きく違うにしろ――共にしているフィッツパトリックは、2020年により大きな役割を演じられると考えている。

「去年はあのタイミングでやってきて、今と同じようにはプレーブックを知らなかった」とフィッツパトリックは『Pittsburgh Post-Gazette(ピッツバーグ・ポスト・ガゼット)』に語っている。

「コーチは俺のためにそれをシンプルにすることを望んでいて、そうしてくれた。感謝しているよ。今、コーチが俺に動けというのなら、俺は動く。彼らがそうじゃないなら、俺にもその必要はない。俺はシステムを学んで、完璧にしようと努力している。彼らが動けと言ったときに、動けるようにね」

スティーラーズに加入したフィッツパトリックはオールプロのファーストチームの栄誉に浴し、プロボウルにも選ばれた。スティーラーズのメンバーとして出場した14試合で、フィッツパトリックはタックル57回、フォースドファンブル1回、ファンブルリカバリー1回、インターセプト5回、パスディフェンス9回、ディフェンシブタッチダウン1回を記録している。

フィッツパトリックがスティーラーズ守備陣に与えた影響は数字に表れている。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によれば、フィッツパトリックがトレードされる前の2試合で、スティーラーズは20ヤード以上のパスにおいて155パッシングヤードを相手チームに許していた。この数字の大きさは11位タイとなっている。その後の14試合では376ヤードとなっており、こちらは2番目に少ない数字だ。

マイアミ・ドルフィンズの自分の起用法に不満を抱えていたフィッツパトリックは、プレーメークができ、フィールド全体をカバー可能なセーフティ(S)として最も力を発揮することを証明してみせた。23歳のフィッツパトリックはヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンのスタッフの要請なら何でも受け入れると語っている。

「そこに出てプレーメークしたいし、必要とされるところにいるつもり。去年、俺が必要とされていたのはフィールドの真ん中だった。それはうまくいった。今季は俺たちが試合で勝つために必要なことを続けていく。それがコーナーでも、ラインバッカーでも、何であれ俺はそれをやる」とフィッツパトリックは話した。

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