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レイブンズがボルティモアでの社会的正義の改革を支援

2020年06月02日(火) 13:49

ボルティモア・レイブンズのヘルメット【Paul Spinelli via AP】

ジョージ・フロイドさんが亡くなったことを受けてアメリカ中に抗議の動きが広まる中、ボルティモア・レイブンズとスティーブン&レニー・ビスシオッティ基金はボルティモアのコミュニティ全体で社会的正義を改革するための基金を立ち上げた。

現役および元レイブンズの選手たちがボルティモアエリアのプログラムに直接寄付される資金の配分を決定する。

「われわれの国中でアフリカ系アメリカ人のコミュニティが抱えている苦痛を和らげるために私に言えることは何もない。すでに与えられてしまったダメージを補うための言葉などないのだ」とレイブンズのオーナーであるスティーブ・ビスシオッティは述べている。

「多くの人々と同様、私もわれわれの社会を打ちのめし続ける人種差別的なふるまいに気分を害し、落胆し、動揺している。最近起こった、ジョージ・フロイドがかかわる殺害事件は、アフリカ系アメリカ人たちが日々直面する差別のまた新たな悲劇的なサンプルだ」

「今、国中の穏やかな抗議者たちを支持するわれわれは、これまで以上に前向きな変化の追求を強めていかなくてはならない。われわれ皆が、よく聞き、よく学ぶことで理解を求めなければならない。団結への新しい道を見つけなければならない。体系立てられた人種差別的な不公正のサイクルを打ち破るために、われわれ皆が取り組まなくてはならないのだ」

「われわれの祈りはこれまでもこれからも、この変化の最前線にある。さらなる社会正義と意義ある変化に向けた彼らのコミットメントを信じている。われわれは全面的な支持をもって、彼らと並び立つ。それこそ、私が元および現レイブンズプレーヤーたちに、われわれが今日から行う100万ドル(約1億1,000万円)の寄付をどの組織がうけとるかを決定するよう要請した理由だ」