コーチ陣がチーム施設復帰へ
2020年06月05日(金) 09:08
NFLのコーチ陣が現地5日(金)から施設復帰を許される。
コミッショナーのロジャー・グッデルから各チームに送られた覚書を『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが取得したものによれば、金曜日からコーチングスタッフが施設に復帰できる従業員に含まれるという。
けがの治療を受ける者を除き、選手はまだチーム施設で活動することができない。
覚書ではチームが“州および地元政府から施設再開に必要な許可を受けている”場合にのみコーチらが復帰できるとされている。また、地元当局の許可があれば、チームは施設内の従業員の数を最大で100名にまで増やすことが可能になる。
ラポポートはリーグがサンフランシスコ・49ersのみは金曜日に施設に戻ることができないと予測していると報じた。49ersはこのプランについて関知し、支持しており、可能になった際にすべての許可が得られるよう地元当局と連絡を取り合っているという。
「しかたない」と49ersのヘッドコーチであるカイル・シャナハンは木曜日に報道陣に語っている。
「それほどいらだってはいない。もちろんあらゆるアドバンテージを取りたいところだが、われわれの郡はまだその段階に入っておらず、それを理解しているからこそそれほど気に病んではいない。それに、選手たちはまだ許可されていない。われわれコーチ陣は今やっているように“Zoom(ズーム)”で会うことができる」
NFLは新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックに伴って、春の早いタイミングで全32チームの施設を閉鎖した。
チーム施設は5月19日から再開が許されたものの、多くの州でロックダウンが続く中、コーチと選手は復帰することが許可されていなかった。チーム施設に戻ることができるメンバーが増えた今もNFLが定めた再開のためのプロトコルは継続されている。
金曜日のコーチ陣復帰は2020年シーズンに向けた新たなステップだ。フィラデルフィア・イーグルスは今回の通達を受け、従業員を限定して月曜日に施設を再開する予定だと発表している。
チームにあてられた覚書では、コーチとその他のスタッフで“特に高いリスクがある可能性のある者、もしくは、自身の健康状態に懸念のある者”は、チーム施設にいる際に取られなくてはならない特別な予防措置について医療スタッフやかかりつけ医師と面談するよう求められている。
リーグのオフィスはまた、選手がクラブ施設に復帰できるようになる前に、チームのメディカルスタッフと協調してコーチングスタッフとその他の職員のウイルス検査を行う予定だ。
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