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一部のヘッドコーチがチーム施設での仕事を再開

2020年06月06日(土) 05:08


シンシナティ・ベンガルズのザック・テイラー【NFL】

大半のNFL施設が再開する中、コーチングスタッフも現地5日(金)から施設での活動を再開可能となった。

今年のNFLドラフトで全体1位指名権を行使したシンシナティ・ベンガルズもその一角で、ヘッドコーチ(HC)を務めるザック・テイラーが職場に戻っている。

テイラー率いるベンガルズはおよそ1カ月半後に控えるトレーニングキャンプまでに取り組むべき多くの作業を抱えているが、今現在、できることは限られている。新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、チーム施設に入ることを許される従業員の数は100人までと限られており、選手はまだ施設に入ることができない。

選手たちが正式に施設内での活動を許可されれば、ベンガルズはすぐにでも全体1位でチームに加入したジョー・バロウとともに、フィールドで練習に励まなければならない。離脱したアンディ・ダルトンに代わるクオーターバックとしてバロウを指名したベンガルズは、いわゆるルーキーチームであり、通常ならば5月と6月に実施されるフィールドワークの助けを得ることなく、レギュラーシーズン開幕までに調子を整えておく必要がある。

他に、ピッツバーグ・スティーラーズのマイク・トムリンHCが金曜午前にUPMCルーニー・スポーツ・コンプレックスに向かったと伝えられ、クリーブランド・ブラウンズは『Twitter(ツイッター)』の公式アカウントを通じてケビン・ステファンスキーがオハイオ州ベレアにあるチーム施設に復帰したことを紹介した。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェームス・パーマーによれば、ヒューストン・テキサンズのHC兼ジェネラルマネジャー(GM)であるビル・オブライエンがヒューストンのチーム施設に、デンバー・ブロンコスのビック・ファンジオHCもオフィスに戻ったという。

また、NFLネットワークのイアン・ラポポートは、NFLが現地4日時点で、金曜日にチーム施設に入れないと見られるのはサンフランシスコ・49ersだけだと予想していたと報道。49ersのカイル・シャナハンHCは「それについてそれほど不満はないよ」と明かしており、選手不在ながら、大半のチームが面談での打ち合わせを進めていく中で、シャナハン陣営はバーチャルミーティングを継続することになると付け加えた。

デトロイト・ライオンズは来週10日(水)に人数を限定して施設を再開すると発表。タンパベイ・バッカニアーズも同日にチーム施設を開ける予定だが、コーチ陣は翌週まで出勤しないだろうと見られている。

【C】