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NFLが「選手の声に耳を傾けなかったのは誤りだった」と認めるグッデル

2020年06月06日(土) 10:11

ロジャー・グッデル【AP Photo/Julie Jacobson】

NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは現地5日(金)、NFLが「以前にNFL選手の声に耳を傾けなかった」ことは間違いだったと認め、NFLのソーシャルメディアプラットフォームを通じて投稿した動画で「すべての人が意見を述べ、平和的に抗議」することを奨励すると明かした。

先だって、NFL選手たちはそれぞれのソーシャルメディアに「人種差別や黒人への組織的弾圧を糾弾し、選手たちの平和的抗議を禁じた過ちを認め、黒人の命の大切さを尊重してほしい」とのメッセージを込めた動画を投稿することでNFLに呼びかけており、グッデルの動画はこれに答えたものだ。

1分21秒にわたる動画の中で、まず、昨今の警察組織による残虐行為や人種差別行為の被害者となった方々のご家族に哀悼の意を表したグッデルは、それに続いてNFLが選手たちとともにあること、アフリカ系アメリカ人の組織的弾圧を非難すると強調している。

「私たちの国は難しい時期を迎えています。とりわけ、この国の黒人の方々です。まず、ジョージ・フロイドさん、ブレオナ・テイラーさん、アマード・アーベリーさん、そして、警察の蛮行に耐えてきたすべてのご家族の皆さまに哀悼の意を表します」

「われわれ、ナショナル・フットボール・リーグは、人種差別や黒人の方々に対する組織的弾圧を糾弾します。われわれ、ナショナル・フットボール・リーグは、以前にNFL選手の声に耳を傾けなかったのは間違いだったと認め、すべての人が意見を述べ、平和的に抗議することを奨励します。われわれ、ナショナル・フットボール・リーグは、黒人の命の大切さを尊重します。個人的には皆さんと共に抗議しており、この国の切望される変化に携わりたいと思っています。黒人選手なくして、ナショナル・フットボール・リーグは存在しません。国内で行われている抗議活動は黒人の選手、コーチ、ファン、スタッフに対する何世紀にもわたる沈黙、不平等、弾圧を象徴しています。私たちは耳を傾けています。私は耳を傾けています。声を上げてくれた選手たちに連絡し、改善方法やNFLファミリーがさらに一致団結して前進できる方法を伝えていくつもりです」

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