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元ジェッツQBハッケンバーグが野球に挑戦

2020年06月15日(月) 01:02

ニューヨーク・ジェッツのクリスチャン・ハッケンバーグ【AP Photo/Duane Burleson】

クリスチャン・ハッケンバーグがNFLのレギュラーシーズンに登場することはついぞなかった。だが、もしかしたらメジャーリーグでプレーすることになるかもしれない。

元ニューヨーク・ジェッツのクオーターバック(QB)は今、野球に挑戦しようとしていると『NBC Philadelphia(NBCフィラデルフィア)』のロブ・キュストナーが伝えている。

「俺はただ戦いたいだけなんだ」とハッケンバーグは述べた。「NFLでは苦難の連続だったけど、成功もあり、ジェットコースターに乗っているみたいだった。結局のところ、俺は25歳でここにいる。力はまだ有り余っているって感じるんだ」

ここに至るまでにはいくつかのフットボールチームが関係している。

ジェッツは2016年のドラフト2巡目で未来のフランチャイズQBとなることを期待してハッケンバーグを指名した。ペンシルベニア州立大学では3年間先発を務め、ビッグ10フレッシュマン・オブ・ザ・イヤーに選ばれたこともある。しかし、最後の2シーズンは不振に終わり、次のレベルに進んでからもその傾向は続いた。

ジェッツでバックアップを勝ち取るほどの成果を挙げられず、ハッケンバーグは2年間一度も出場機会を得ることなくオークランド・レイダースにトレードされた。レイダースとフィラデルフィア・イーグルスに短期間滞在した後、彼は2018年11月にシンシナティ・ベンガルズの練習生からリリースされた。その月の後半、アライアンス・オブ・アメリカン・フットボール(AAF)のメンフィス・エクスプレスがリーグのQBドラフト2巡目で彼を獲得。そこでは3試合に先発出場したが、そのうち2試合はベンチに下げられてしまい、フィールドに戻ることがないままAAFは昨年4月に活動を停止した。

身長193cmのハッケンバーグはこのダウンタイムを使ってピッチャーに転身しようとしている。

「子どもの頃は野球をして育った」と彼は述べた。「今は何もかもがシャットダウンされてしまって、みんな時間が余っているからね。それほど選択肢もなかったし、やってみるのもいいかなって思ったんだ。試してみて、何が起こるか見てみよう。まあそんな感じだ。俺はただ、楽しんでみたいだけなんだよ」

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