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ビルズのメンバーとワークアウトを行ったQBアレン

2020年06月16日(火) 13:25

バッファロー・ビルズのジョシュ・アレン【AP Photo/Eric Christian Smith】

このオフシーズンはNFLにかかわるあらゆる人々にとって前例のないものになっているが、その度合いは各自による。

リーグの年長者の一部は2010年代が始まった際に、ロックアウトによって新たなオフシーズントレーニングの方法を模索することを強いられた。その中にいたアトランタ・ファルコンズのクオーターバック(QB)であるマット・ライアンは、当時の経験を今の通常とは異なるオフシーズンを過ごすための助けとしている。

一方で、2011年には車の運転もできない年齢だったのが、バッファロー・ビルズQBのジョシュ・アレンだ。フルタイムのプロとして2度目のオフシーズンを迎えたアレンだが、そのオフシーズンは他とは大きく違ったものになっている。

『The MMQB』のアルバート・ブリアーが伝えたところによれば、アレンのアプローチはオンフィールドの作業と同じくらい、関係性を築いていくことに重きを置いたものだという。アレンはカリフォルニア州オレンジ郡で隔離生活を開始し、NFLの仲間であるニューヨーク・ジェッツQBのサム・ダーノルドやワシントン・レッドスキンズQBのカイル・アレンらと共にトレーニングし、ビルズのルーキーであるザック・モスやアイザイア・ホッジンズらと時間を共にすることもできたようだ。

さらに、マイアミではアレンが20人のビルズのスキルプレーヤーら――新ワイドレシーバー(WR)のステフォン・ディッグスを含む――が4日間の充実した時を過ごした。連休を用いた集いにはトレーニングとヴェルサーチ・マンションでのディナー、ホテルでの夜のカードゲームのほか、さらなるワークアウトと1ラウンドのゴルフが盛り込まれていた。

そこには仕事と遊び、そして最も重要なことに、日常感覚が失われているように見える現在の状況の中での、いつもの空気があった。

アレンは「精神的な部分で、それは皆にフットボールがここにあり、俺たちはキャンプに、OTA(チーム合同練習)に戻ってきたんだという感覚を与えてくれた。皆で一緒にいて、世界で今起きているいろいろなことをいったん忘れ、一緒にフィールドにいて一つの目標に集中した。もっと良くなるという目標にね」と述べている。

「そして、フットボールという面では、継続性をつかんだ。本当に、そこにいた唯一の新顔がステフォンだった。他の面々とは信頼関係ができているし、もうルーキーたちにも投げたよ」

「足並みをそろえ、皆がどこにいるのか見極めようとするだけで、“OK、彼はプレーブックをよく理解しているぞ、彼と話してみよう”なんていうチャンスが生まれてくる。もしくは、“彼はルートの走り方をよく知っているぞ、話してみよう”とかね。ステフォンとジョン(ブラウン/WR)やコール(ビーズリー/WR)は若いメンバーにとってものすごく勉強になる存在だし、彼らにどんな作業があって、どうルートを走るのかを示してくれる。最高の時間だった」

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