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QBプレスコットがカウボーイズのフランチャイズタグテンダーにサイン

2020年06月23日(火) 08:47

ダラス・カウボーイズのダック・プレスコット【AP Photo/Michael Ainsworth】

ダック・プレスコットが独占的フランチャイズタグの書面を前にペンを取った。

ダラス・カウボーイズのクオーターバック(QB)であるプレスコットが、現地22日(月)に1年3,140万ドル(約33億6,000万円)のテンダーにサインしたとチームが発表している。

カウボーイズのバーチャルオフシーズンが終了し、次の動きとして今回の契約は予想されていた。プレスコットが春季のプログラムを通じてホールドアウトすることを計画していたとしたら――それが今回避けられたわけだが――テンダーにサインしなかっただろう。テンダーにサインしたことで、プレスコットは新たに就任したヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーのダラスでの初めてのトレーニングキャンプに参加することになる。

両サイドには長期契約をまとめるための時間が7月15日(水)まであり、それが実現しなければプレスコットは2020年にフランチャイズタグでプレーする。複数年契約が合意に至らなければ、カウボーイズには来年もタグを使う可能性がある。

『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、カウボーイズは1993年以来、6人の選手に8回フランチャイズタグを使用してきた(ディフェンシブエンド/DEデマーカス・ローレンスとラインバッカー/LBアンソニー・スペンサーに2回)。これまでの7回中、3つの例でカウボーイズは長期契約を結んでいる(ローレンス、ワイドレシーバー/WRデズ・ブライアント、セーフティ/Sケン・ハムリン)。これらの3例中、2つの契約が期限である7月15日に結ばれた(ブライアント、ハムリン)。

プレスコットがフランチャイズテンダーにサインしたことで、タグ付けされた14名の選手のうち、7月の期限を前に1年契約にサインしたのは9名になった。残る5人はWRのA.J.グリーン(シンシナティ・ベンガルズ)、ディフェンシブエンド(DE)クリス・ジョーンズ(カンザスシティ・チーフス)、DEヤニック・ガーコウ(シンシナティ・ベンガルズ)、LBシャキール・バレット(タンパベイ・バッカニアーズ)、Sジャスティン・シモンズ(デンバー・ブロンコス)だ。

2度のプロボウラーであるプレスコットがテンダーにサインしたことが、来月の期日よりも早い段階で契約が結ばれることを示唆するわけではない。契約交渉における一番の難所は、1年あたりの金額ではなく、そこに含まれるシーズンの数になる。報じられるところによれば、カウボーイズが5年契約を望んでいるのに対し、プレスコットは4年契約で30歳になったときに再びフリーエージェント(FA)になることを望んでいるようだ。

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