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今の時点でシーズン開幕が可能かを判断するのは不可能とファウチ医師

2020年06月24日(水) 17:03

フィールドに置かれたフットボール【Aaron M. Sprecher via AP】

国立アレルギー・感染症研究所の所長であるアンソニー・ファウチ医師が、現時点ではNFLシーズン――もしくはカレッジフットボールのシーズン――が開催されるかを言うのは“不可能”だと述べたと『Sports Illustrated.com』のジェッツ・カウントリーが伝えている。

以前、フットボールには今秋にシーズンを進めていく上で“バブル”フォーマットが必要になるだろうと話していたファウチ医師は、シーズンを開催するかの決断は現在進行中の新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者数がどれほど減少するかによるものであり、以前の発言については文脈から切り離されて伝えられていたと述べている。

「秋の状況はアメリカにおけるCOVID-19のアウトブレイクの状態によって決定づけられる」とファウチ医師は話した。

「最適な状況としては、感染者が劇的に減少し、第二波のあらゆる兆候がうまく制御されていることが望ましい。以前の繰り返しになるが、リーグの関係者たちが選手と協議の上で決断するだろう」

先週木曜日にファウチ医師は『CNN』に対する声明で「選手が本質的にバブル――コミュニティから隔離され、ほぼ毎日検査を受ける――にいない限り、フットボールがこの秋にいかにプレー可能かを考えるのは非常に難しいだろう。可能性としては明確にあることだし、来るインフルエンザのシーズンによってさらに複雑になるであろう第二波がきたとしたら、今年はフットボールが開催されないかもしれない」と述べていた。

新たなコメントでファウチ医師は以前の発言を明確化し、自らの言葉が文脈から切り離されていたとの見解を述べている。

「NFLシーズンに関する私の発言は誤解され、文脈から切り離されていた」とファウチ医師は言う。

「来るシーズンを考えたときにNFLが直面する可能性のあるさまざまなシナリオと関連するリスクについて、NFLの職員から尋ねられた。私は公衆衛生の見地から助言を行った。最終的な決断は私ではなく、NFL職員と選手たち自身が下す」

「私は単純にデータや科学に基づいてアドバイスしただけだ。リーグが復帰できるか否かについて私が決断することはない」

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