ハスキンズには過去2年のどのQBよりも才能があると信じるレッドスキンズ
2020年06月27日(土) 00:26ワシントン・レッドスキンズは2年目のクオーターバック(QB)ドウェイン・ハスキンズの向上を頼りにしている。ハスキンズに賭けたヘッドコーチ(HC)のロン・リベラとその一行は、4月のドラフトでQBを狙わず、エッジラッシャーのチェイス・ヤングを全体2位で指名した。
組織内でハスキンズを強力に支持するのが、上級副社長を務めレッドスキンズの選手育成に携わるダグ・ウィリアムスだ。彼は若きQBの才能を絶賛する。
「今年、去年、誰が出てきたかなど気にしていない。過去2年間に現れたQBで、腕の強さからその才能に至るまで、ドウェイン・ハスキンズほどの能力を持った者はいなかった」と『106.7 The Fan』にウィリアムスが語ったと『NBC Washington(NBCワシントン)』が伝えている。
手始めに、過去2年間でドラフト上位指名されたQBを挙げてみよう。カイラー・マレー、ダニエル・ジョーンズ、ドリュー・ロック、ジョー・バロウ、トゥア・タゴヴァイロア、ジャスティン・ハーバート、ジョーダン・ラブ。さらには2020年の4巡目で指名されたジェイコブ・イーソンでさえもビッグアームを持っている。
元々いる優れたQBに加えられる一流のリストだ。また、レッドスキンズ幹部がハスキンズに期待を寄せる理由でもある。
ハスキンズの右腕が大砲であることに疑問を抱く者はいない。ダウンフィールドへボールをフリックし、ディフェンダーの間を縫って鋭いパスを通す彼の能力は本物だ。昨年の限られた時間の中でさえ、彼は人々をうならせるスローを見せた。
問題は、ハスキンズが大砲を持っているかどうかではない。これまでビッグアームを持つQBが転落していく姿は定期的に見られてきた。ハスキンズとレッドスキンズにとっての問題は、彼が残りの部分――フットワーク、メンタル面、サックを減らす等――をまとめてトップクラスの先発になれるかどうかだ。
ウィリアムスはレッドスキンズが2020年にNFC東地区で上位を争うためには、若きQBの大きな成長が必要であることを強く認識している。
「ドウェインは誰にも劣らないスローができる」とウィリアムスは述べた。「次はメンタル的に他のパートをコントロールしなければなない。彼は自ら調整し、自分がすべきことを理解したはずだ。それに今取り組んでいることと思う。結局のところ、他の皆と同じことをする機会を彼に与えるまでだ。それはつまり、彼自身のプレーを改善するということだよ」
レッドスキンズの2020年の成功は、ハスキンズのプレーに懸かっていると言っていい。彼らはその美しい大砲が今まで以上にディフェンスに正確な穴を開けていくことを願っている。
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