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“終わっていない仕事”のあるWRベッカム、ペイトリオッツ入りのうわさを否定

2020年07月01日(水) 09:11


クリーブランド・ブラウンズのオデル・ベッカム【Aaron M. Sprecher via AP】

このオフシーズンにクオーターバック(QB)キャム・ニュートンはワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムとワークアウトしていた。ニュートンがニューイングランド・ペイトリオッツと契約した今週、すでにこの2人を結びつけて見る動きが一部で出ている。なぜなら、全プレーヤーをペイトリオッツのトレード候補と見なさなければならないからだ(はっきり言ってこれは規則だ)。

それが単にうわさに夢中になっているにしろ、熱心な推測にしろ、クリーブランド・ブラウンズの選手であるベッカムは自分がペイトリオッツにトレードされるとの見方を素早く否定した。

コメディアンのボブ・メネリーが『Twitter(ツイッター)』で「@objがニューイングランドに? うーん・・・。ニューイングランドにようこそ、キャム!」と述べたのに対し、ベッカムは「笑 いいや、ボス! だけど、俺の兄弟がそっちに行く。心から成功と愛を祈っている」と応じた。

その後、ロサンゼルス・ドジャーズのピッチャーであるアレックス・ウッドが「@objはシーズンが終わるまでにペイトリオッツに行く。確実にね!」とツイートすると、ベッカムは「俺は“ザ・ランド”で見つかるよ、相棒! 俺たちには終わっていない仕事があるんでね」と反応している。

ベッカムをめぐるうわさはやむことがない。トレードのうわさは負傷を抱えてQBベイカー・メイフィールドとの連携を築けないでいた落胆の2019年シーズンの間もかけめぐっている。ヘッドコーチ(HC)のケビン・ステファンスキーは最近、ベッカムは100%チームに戻ってきてトレーニングキャンプへの準備を整えると述べていた。健康な状態を保ち、巻き返しのシーズンを送ることが、ベッカムとブラウンズの仕事を完了させる上で役に立つはずだ。

仮にペイトリオッツがベッカムのようにダイナミックで試合の流れを変えられるレシーバーを必要としていたとしても、ブラウンズがOBJのトレードに興味を示すことはなさそうだ。ビル・ベリチックHCがトレードのために資産を手放すこともおそらくない。ベリチックHCが狙うのはいつもバーゲンだ。今のペイトリオッツにはサラリーキャップスペースがなく、ベッカムがクリーブランドにいる永遠の親友、WRジャービス・ランドリーに別れを告げることもないだろう。

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