年額21億円越えか“プレーしない”かだとチーフスDLジョーンズ
2020年07月01日(水) 15:37傑出したディフェンシブラインマン(DL)であるクリス・ジョーンズとスーパーボウルチャンピオンのカンザスシティ・チーフスが長期契約を結ぶ期限は現地7月15日(水)となっている。
しかしながら、3月にチーフスがフランチャイズタグを付与したジョーンズが希望通りの契約を得られない場合、チームがこのDLと再び会うのはまだ先のことになりそうだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが“NFL Total Access(NFLトータル・アクセス)”で30日(火)に報じた内容によれば、ジョーンズは“常に自身を2,000万ドル(年額/約21億5,000万円)超え”の選手として見ているものの、チーフスの見方は異なり、そういった金額をオファーしてはいないという。ガラフォロは長期契約が結ばれるには“まだ多くの仕事”が必要であり、実現の見通しは厳しいとの見解を示した。
2019年のプロボウラーであるジョーンズはガラフォロの報告に対して『Twitter(ツイッター)』で反応し、ホールドアウトもあり得ると述べている。
「もしくはプレーしないか。リビオン・ベルが俺にそれを教えてくれた」とジョーンズは述べた。
— Arrowhead Live (@ArrowheadLive) July 1, 2020
ベルはピッツバーグ・スティーラーズと契約交渉していた2018年にシーズン全体でホールドアウトを実行したことで知られている。後にベルはリリースされ、ニューヨーク・ジェッツと好条件で契約を交わした。
25歳のジョーンズはフランチャイズタグによって2020年に1,610万ドル(約17億3,000万円)を手にすることになっている。
『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』のグレードで87.6をマークするジョーンズは、2019年のインテリアDLの中で7番手につけていた。4年目のプロであるジョーンズは2018年にサック15.5回を記録。過去2シーズンでは29試合に出場し、サックは24.5回を数える。
ジョーンズがホールドアウトするようなことがあれば、現スーパーボウル王者のチーフス内部の親和力に影響があるだけではなく、リーグでも最も才能ある若き守備選手の一人がフィールドから遠ざかることになる。
どうやら王者たちの蜜月はもう終わっているようだ。
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