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NFLがNFLPAに選手の給与の35%を第三者預託することを提案

2020年07月08日(水) 09:06

NFLロゴ【Aaron M. Sprecher via AP】

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックによって2020年のNFLシーズンに懸念と不確実性が生じている状況で、NFL選手会(NFLPA)は今も検査やプレシーズンゲーム、トレーニングキャンプの構成といった点について決断を下していない。

現地7日(火)には経済的な部分が焦点となった。NFLPAはその役員会に対し、NFLが2020年シーズン中の事業費を抑えるために選手のサラリーの35%を第三者に預託することを提案している旨を通知した。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが状況を知る人物の話を元に伝えている。

新型コロナウイルスによってリーグ中に収益上の影響が出た場合の一つの選択肢として、新たにこの案が加わった。しかしながら、この案は歓迎されていないとペリセロは報じている。

ペリセロによれば、NFLPAの幹部の一人であるドン・デイビスは電話会議を通じて、選手たちに「簡単に言えば、われわれは彼らに消え失せろと言っておいた」と語ったという。

第三者預託については一切の団体交渉の必要がないというのがNFLPAのスタンスだ。

この前日、各チームのジェネラルマネジャー(GM)とコーチ陣はリーグから、トレーニングキャンプをどう構築するかについてはまだ決定していないものの、キャンプスタートは当初のスケジュール通り現地7月28日(火)を予定しているとの連絡を受けていた。

今のところプレシーズンの内容については何も決定されておらず、NFLPAは投票によってプレシーズンゲームを行わないことを希望するとの意向を示している。

これらの変化はもちろん、現在も進行中の新型コロナウイルスのパンデミックに影響を受けたものだ。選手がチームの施設に戻り、集団で練習を始めるときのため、複数の新しいプロトコルがこれまでに提示されている。

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