ブラウンズがDEバーノンの契約を再構築、ノータグ条項を含む
2020年07月08日(水) 10:12クリーブランド・ブラウンズがディフェンシブエンド(DE)オリビエ・バーノンをカットするとのうわさが事実無根であることはオフシーズンの初期段階で分かっていたが、その契約については再構築されることになった。
1,525万ドル(約16億4,000万円/保証なし)を受け取ることになっていたバーノンが契約を修正したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが情報筋の話を元に伝えている。バーノンの報酬は保証付きの1,100万ドル(約11億8,000万円)で、うち400万ドル(約4億3,000万円)がサインボーナス、675万ドル(約7億3,000万円)がサラリーにあたり、インセンティブを含む最大額は1,300万ドル(約14億円)となる。
ペリセロによれば再構築された契約にはノータグ条項(フランチャイズ/トランジション)が含まれており、これでバーノンは来年3月に確実にフリーエージェント(FA)になる見通しだ。
『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によれば、ブラウンズはバーノンとの契約再交渉の以前から3,700万ドル(約39億8,000万円)のサラリーキャップスペースを有していた。バーノンの報酬として1,100万ドルを保証したことは、ブラウンズがジェイデビオン・クロウニー獲得から降りたということになりそうだが、状況が変われば十分なキャップスペースを確保することも可能だろう。
2016年にニューヨーク・ジャイアンツと結んだ大型契約の最終年を迎えるバーノン。昨年にブラウンズにトレードされてから、バーノンの成績は10試合でタックル26回、サックはキャリア最低となる3.5回を記録するにとどまった。
2020年のクリーブランドでの仕事が確保された今、バーノンは昨年より改善し、2021年にオープンマーケットで勝負すべく奮闘していく。
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