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選手による2020年オプトアウトの可能性をNFLとNFLPAが検討

2020年07月09日(木) 15:15

フィールドに置かれたフットボールとグローブ【Ryan Kang via AP】

あと20日でベテラン勢がトレーニングキャンプに集合するという状況において、NFLとNFL選手会(NFLPA)は選手が活動を再開するまでに解決すべき多くの問題を抱えている。

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの中で宙に浮いたままになっている問題の一つには、選手が2020年シーズンから身を引く可能性にかかわるものがある。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地8日(水)に“NFL NOW(NFLナウ)”で報じたところによれば、リーグと選手会は選手のオプトアウトがあり得ると考えている一方、そうするには一定の期日までに通知する必要があると見込んでいるという。

ペリセロは「私の理解しているところによれば、本人や家族に既往症があり、COVID-19に対する一般的な懸念によって今季にプレーすることを希望しない選手のオプトアプトについては選手会とリーグの双方が想定している。ジェネラルマネジャー(GM)らは今週に連絡を受け、オプトアウトを必要とする選手には特定の期日が設けられる見込みだと告げられた。その日程はまだ決まっていない」と話している。

MLBやNBAにはプレー復帰を選択しない選手が出ていた。どれだけの人数のNFLプレヤーがシーズン欠場を検討するかは分かっていない。ニューイングランド・ペイトリオッツに所属する双子のマコーティー兄弟やバッファロー・ビルズのステフォン・ディッグスをはじめ、数人のベテランがパンデミックの下でプレーすることに対する懸念を表明している。

オプトアウトの可能性があるとなれば、それが選手の契約にどう影響するかが新たな疑問となる。

ペリセロはオプトアウトする選手の契約停止の可能性については未決であり、トレーニングキャンプまでの合意が必要になるとつけ加えた。

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