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試合後の接近やジャージー交換などを禁止するプロトコルが提案される

2020年07月10日(金) 10:06


カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズとオースティン・ライター【AP Photo/Patrick Semansky】

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの影響で、2020年は試合後のセレブレーションを含むNFLのゲームデーの様子がこれまでとは大きく変わることになる。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが情報筋の話を元に現地9日(木)に伝えたところによれば、NFLとNFLPA(NFL選手会)が提案しているプロトコルでは、各チームは試合後に6フィート(約1.8メートル)以内で交流することが禁じられ、選手同士のジャージー交換も禁止される。

これらの禁止措置は水曜日に各クラブに配られた試合日のプロトコルに含まれていた。数カ月にわたってNFLとNFL選手会の共同医療委員会が共同でこれらのプロトコルの策定に努めており、水曜日に送られた試合日のプロトコルはまだ合意を得ておらず、“今も作業が進行中”だという。

他の目立った変更点としては、フィールド上のファン席は禁止、チームはバスでスタジアムに移動、メディア関係者のロッカールーム入室禁止等がある。

提案のいくつかについては、ベテランのコーナーバック(CB)リチャード・シャーマンら一部の選手から批判を受けた。

「これはNFLが狭い殻の中でものを考えていることを示す完璧な例だ。選手は試合でフルコンタクトし、それを安全にやれるんだろ。それなのに、その試合の後にジャージー交換をするのは危険だってのか」

NFLネットワークのイアン・ラポポートは、提案されたプロトコルの下ではサイドラインにいるコーチと選手にマスクの着用義務はないものの、ベンチにいる他のメンバーについてはマスクを使用しなければならないとつけ加えた。ベンチにアクセスする者は全員、試合前に検査を受けなくてはならない。また、熱が38度を超えている者、もしくはCOVID-19にさらされた可能性のある者は、試合日にスタジアムに入ることができない。

合意が得られた場合、提案されているプロトコルはプレシーズンの活動から効力を持つ見込みだ。また、パンデミック下の他のすべてのことと同様に、科学技術やデータ、状況の進展の影響を受けることになる。

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