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ACL断裂からの順調な復帰ぶりを示すFAのRBラマー・ミラー

2020年07月10日(金) 11:25


ヒューストン・テキサンズのラマー・ミラー【AP Photo/David J. Phillip】

フリーエージェント(FA)のランニングバック(RB)ラマー・ミラーが2020年シーズンに向けて加速している。

かつてヒューストン・テキサンズで先発RBの役割を担っていたミラーは、ACL(膝前十字靭帯/ひざぜんじゅうじじんたい)断裂によって昨シーズンのすべてを棒に振っていた。

ミラーはダラスで行われたプレシーズン最終戦でACLを断裂。テキサンズのリードバックだったミラーは契約最終年に入ったところであり、負傷は二重の意味での打撃となった。昨年は多くのプレーが期待されていたものの、ACL断裂によってそのプランはご破算となっている。

テキサンズはミラーから他の選手へと目を移し、デービッド・ジョンソンをトレードで獲得してデューク・ジョンソンと組ませた。

FAのデボンタ・フリーマン、レショーン・マッコイ、ビラル・パウエル、アイザイア・クロウェルといった選手の中で、けがの影響がないミラーならばバックフィールドに違いを生みだせる一方でフリーマンほどコストがかからない選手であることを証明できるだろう。けがを喫するまでのヒューストンで過ごした3年間で、29歳のミラーはキャリー716回で2,934ヤード、タッチダウン19回をマークしている。

新天地に落ち着く前にミラーが回答すべき大きな疑問の一つは、ひざの負傷がゲームの流れを変えるスピードを落としていないかだ。健康に問題がないときのミラーはディフェンダーたちを置き去り、タックルをかいくぐってヤードを獲得できることを示してきた。チームはつねに、可能な部分でスピードを備蓄していくものだ。

このオフシーズンに身体検査が制限されていることやけがの性質からいって、ミラーが調子万全であることを証明するには、トレーニングキャンプまで――あるいは、どこかでけがが発生するまで――待つ必要があるだろう。しかしながら、今回ミラーが投稿した映像からは、基本的な部分では希望が持てる様子がうかがえる。

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