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2件の苦情を解決してキャップスペースを広げたペイトリオッツ

2020年07月13日(月) 10:58

ニューイングランド・ペイトリオッツ【NFL】

ニューイングランド・ペイトリオッツは強く欲していたサラリーキャップ上のフレキシビリティを現地12日(日)に手にした。

ペイトリオッツは先日、2件の苦情に決着をつけることで655万ドル(約7億円)を回収したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に伝えている。

1件はペイトリオッツのワイドレシーバー(WR)だったアントニオ・ブラウンがかかわるもので、昨シーズンにブラウンが2週間チームに在籍していたことに端を発するとラポポートはつけ加えた。ペイトリオッツは女性に暴行した嫌疑が持たれたブラウンを9月に解雇していた。一方のブラウンは10月にベースサラリー100万ドル(約1億1,000万円)とサインボーナス900万ドル(約9億6,000万円)の全額支払いを求めて苦情を申し立てている。今回、ブラウンはボーナスのうち500万ドル(約5億3,000万円)を受け取り、残る400万ドル(約4億3,000万円)はチームに戻されることになった。

もう一つの苦情は元タイトエンド(TE)である故アーロン・ヘルナンデスの遺産にまつわるものだ。ラポポートによれば、ヘルナンデスの遺産は計600万ドル(6億4,000万円)に達しようとしていたが、345万ドル(約3億7,000万円)がヘルナンデスの元へ、残る255万ドル(約2億7,000万ドル)はチームに戻されるという。当初は2013年10月にNFLPA(NFL選手会)がヘルナンデスの代理として苦情を申し立てていた。

ランニングバック(RB)レックス・バークヘッドの契約を再構築し、クオーターバック(QB)キャム・ニュートンとかなりの費用対効果が望める契約を結んだペイトリオッツは今、780万ドル(約8億3,000万円)のキャップスペースを有している。

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