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電話会議を前に選手会がNFLに反対提案

2020年07月12日(日) 05:18


【NFL】

新型コロナウイルス(COVID-19)へのNFLの対応が発展を続ける中、NFL選手会(NFLPA)がリーグに財政的反対提案を出したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地11日(土)、伝えている。

NFLPAは反対提案の中で次の点を取り上げている。2020年サラリーを第三者預託しないこと、2021年に1億9,820万ドル(約211億8,900万円)のフラットサラリーキャップを導入すること、今年の損失を2022年から2030年のサラリーキャップに分散すること、パンデミックによって試合が中止された場合でも一定額の支払いを保証することだ。

10日(金)にペリセロは、今月末に選手たちがトレーニングキャンプに集結するのを前にNFL経営評議会執行委員会とNFLPA執行委員会が13日(月)に電話会談を開き、テストのプロトコルや補償といった未解決の問題について話し合う予定だと伝えていた。

7日(火)、NFLは選手たちのサラリーの35%を第三者預託することを提案。ニューオーリンズ・セインツのスターワイドアウト、マイケル・トーマスを含め、何人かの選手はこれを快く思っていない。NFLPAは特定の年の選手たちが全打撃を受けることを望んでいないとペリセロは繰り返した。

反対提案のもう一つの中身は、試合が中止された場合に選手たちに最大50万ドル(約5,300万円)の“COVID-19リスク給付金”を支払うことだとペリセロはいう。正確な金額はいくつかの要因に加え、中止が決定したタイミングによって決まると彼は付け加えた。

13日の会談が近づく中、ペリセロはNFLとNFLPAが2021年のサラリーキャップの急降下を望まないという点では同じページにいると述べている。また両者はパンデミックがもたらす規制によって数10億ドルの損失が出ることを懸念しているということだ。

【M】