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期限までの契約延長を見込まないチャージャーズTEヘンリー

2020年07月13日(月) 10:58


ロサンゼルス・チャージャーズのハンター・ヘンリー【AP Photo/Stephen B. Morton】

長期契約を結ぶチャンスが完全に消えたわけではないが、現地7月15日(水)のデッドラインが迫る中、タイトエンド(TE)ハンター・ヘンリーは自分が2020年にフランチャイズタグでプレーする可能性が次第に高まっていると考えている。

負傷歴がときにその才能に影を投げかけてきたロサンゼルス・チャージャーズのTEヘンリーは、4月13日にテンダーにサインしていた。ヘンリーはフランチャイズタグでプレーすることに問題はないと5月に述べており、その可能性が現実になりつつある今、契約交渉が自身の展望を曇らせることはないとの考えを再び示している。

ヘンリーは『Southern California News Group(南カリフォルニア・ニュース・グループ)』のギルバート・マンサノに対し、「それについては心配していない。俺はただそこへ行くだけ。今年プレーするチャンスを手にし、自分のことをやるだけさ。2020年に自分を待ち構えているものは変えられない。それが自分のいる状況であって、あまり先のことを考えるのは好きじゃないのさ」と述べた。

あと数日のうちに変化がない限り、ヘンリーは来るシーズンを1,060万ドル(約11億3,000万円)の契約でプレーすることになる。2018年のすべてをACL(膝前十字靭帯/ひざぜんじゅうじじんたい)断裂で失ったヘンリーは、昨シーズンの開幕戦に左の脛骨プラトー骨折を喫してシーズン第6週まで欠場していた。ヘンリーは復帰戦だったピッツバーグ・スティーラーズ戦でただちにインパクトを与え、100レシービングヤードとタッチダウン2回で勝利に貢献。そこから11試合に先発すると、キャリアベストのキャッチ55回、652レシービングヤードで2019年を締めくくっている。

その生産性によって今でもリーグベストのTEの一人に数えられるヘンリーだが、4シーズン中3シーズンにけがを抱えていたことが自分の価値に影響するのは十分承知していた。その烙印をなくすべく、この秋にヘンリーは全力を尽くしていくだろう。

「俺にとっては、証明すべきことがものすごくたくさんある。正直に言って、俺の負傷歴は皆が知っているからな。俺のキャリアに起こった不運なけがが、自分を足止めしていると時々感じる。フルシーズンかけてやれなかったことを、やり遂げたくてたまらない」

「俺が最大に集中しているのがそれなんだ。とにかく体調が万全であること。これまではいくつかの不運なけがに見舞われてきた。多分ここ2年でベストの感じがしているから、エキサイトしている」

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