バックアップQBムーアが今季もチーフスと再契約
2020年07月13日(月) 14:28カンザスシティ・チーフスのファンは2020年シーズンもクオーターバック(QB)のマット・ムーアを見ることができる。
リーグのトランザクションワイヤによれば、昨シーズンにけがで欠場したQBパトリック・マホームズの代役を見事に務めた35歳のムーアは現地9日(金)にスーパーボウル王者に君臨するチーフスにとどまるための契約に同意したとのことだ。
2018年シーズンに1度も起用されなかったムーアは2019年の前半をマイアミ・ドルフィンズのスカウトと高校フットボールのアシスタントコーチをかけ持ちして過ごした。その後8月下旬にチーフスのQBチャド・ヘニーが足首を骨折したため、急遽NFLのフィールドへと呼び戻される。
第7週のデンバー・ブロンコス戦の中盤、マホームズは膝のけがにより退場。代わりに出場したムーアは157パッシングヤード(パス19本中10本成功)とタッチダウン1回をマークし、30対6で勝利を挙げる。オフェンスは苦戦するどころか健闘した。続く2試合は1勝1敗となり、パス成功率は69%(71本中49本成功)で542ヤードを稼ぎ、3回のタッチダウンパスを通してインターセプトはゼロだ。
2020年はムーアにとってチーフスでの2シーズン目となる。キャリア初めはカロライナ・パンサーズで浮き沈みの激しい4年間を過ごし、その後の7シーズンはドルフィンズでプレーしたが1年目の2011年に出場試合13回(うち先発12回)を記録した後、活躍は先細りした。合計12シーズで7,597パッシングヤード、49回のタッチダウンに対して36回のインターセプト、そして先発として16勝16敗の成績を残している。
これに関連する動きとしてチーフスは、5月にドラフト外フリーエージェント(UDFA)として契約した元ミシガン大学とミシシッピ大学のQBセェイ・パターソンをカットした。
【R】