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QBタゴヴァイロアの開幕先発には懐疑的なドルフィンズHCフローレス

2020年07月16日(木) 00:58


トゥア・タゴヴァイロア【AP Photo/Charlie Neibergall, File】

マイアミ・ドルフィンズは臀部(でんぶ)の手術を受けたトゥア・タゴヴァイロアの回復を確信し、2020年のドラフトで彼を全体5位指名した。しかし、オフシーズンのプログラムがなくなってしまったことでルーキークオーターバック(QB)のシーズンは予定通りとはいかなくなりそうだ。

ドルフィンズはチーム施設をシャットダウンする前の3月に滑り込みでタゴヴァイロアの検査を行っている。この評価によってクラブは彼を指名する確信を得たのだが、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響によりオフシーズンのワークアウトが中止されてしまい、彼をフィールドに出すことができなくなってしまった。

ドルフィンズのヘッドコーチ(HC)ブライアン・フローレスは現地14日(火)、『The Palm Beach Post(ザ・パーム・ビーチ・ポスト)』のハル・バビブに対し、QBを交代させるためにはまず、タゴヴァイロアの様子をフィールド上で一定期間見てからでなければならないと述べた。

「ああ、彼は検査を受けた。たが、あくまでも“検査”だ。次は2時間の練習に参加し、試合でプレーする――そうした物事には全てにプロセスがある」とフローレスは述べた。「だから、彼に何ができて何ができないかということに関して述べるのは難しい」

フローレスは付け加えた。「ハドルでその選手を見るまでは、私の期待は高くも低くもならない。練習に――複数回の練習に――最後まで参加してもらってからでなければ、われわれが試合のスピードでこうする、ああするとは言いにくい。それは対象が誰であっても同じだ」

タゴヴァイロアは昨年11月に臀部の手術を受けた。以来、伝えられるのはポジティブなニュースばかりで、ドラフト前にはフィールドワークもできる状態になっていた。しかし、コントロールされた環境でのワークはNFLの試合や練習の試練とはかなり違う。

今月下旬にトレーニングキャンプが開始されるまでオフシーズンのワークアウトがゼロという状態で、ドルフィンズのコーチ陣はいまだにルーキーの身体能力を把握し切れていない。

「あのようにけがを負った選手たちは皆、非情に懸命に努力して復活しようとしている」とフローレスは述べた。「中には他よりリードしている者もいる。トレーニングキャンプではっきりするだろう」

開幕で先発QBを務めるのはライアン・フィッツパトリックだろうと見られており、シーズン途中のどこかでタゴヴァイロアがその座を引き継ぐことになると思われる。オフシーズンプログラムがなくなった今、その計画が実行される可能性はますます高くなっている。

【M】