タイタンズがラッシングキングRBヘンリーと4年53億円の契約に合意
2020年07月16日(木) 10:28テネシー・タイタンズは期限の直前まで待った末に、ラッシングキングを手元に置くことを決断した。
タイタンズが現地15日(水)の期限直前にランニングバック(RB)デリック・ヘンリーと4年5,000万ドル(約53億4,000万円)の契約に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えている。チームも後にこの契約を正式に認めた。
フリーエージェンシー(FA)期間が始まってすぐにタイタンズから正式にタグ付けされたヘンリーは、そこから1カ月が経たないうちにテンダーにサインしていたが、新たな複数年契約を結んだことでこのテンダーは意味を失っている。
ヘンリーは211ヤードを記録した2019年の最終週に、1,540ヤードとタッチダウン16回を決めたシーズンを締めくくってリーグのラッシングタイトルを手にしている。ヘンリーはポストシーズンにも自らの価値を証明し、タイタンズをニューイングランド・ペイトリオッツとボルティモア・レイブンズに対する驚きの勝利へと導いた。
ただ、実際にこの契約がどこまで続くかは興味深いところだ。RBの最近の大型契約は期限を迎えるはるか前にうまくいかなくなることがあった。デボンタ・フリーマンはアトランタ・ファルコンズと結んだ高額の契約の半ばまで到達できなかった。トッド・ガーリーはロサンゼルス・ラムズとの4年契約が2年終わった時点でオープンマーケットに登場している。ヘンリーの契約が2022年以降も安泰なのかをいぶかしむ声があっても不思議ではない。
2020年7月の時点では、タイタンズがヘンリーをキープするために必要な手を打ったのは堅実な判断だった。その決断がどのような結果につながるかは、いずれ分かるだろう。
【A】