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NFL、3試合の休場で無制限に故障者リザーブからの復帰を認める案を検討

2020年07月18日(土) 08:26

フィールドに置かれたフットボール【AP Photo/Mark J. Terrill】

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックによって2020年シーズンが大打撃を受ける可能性が出ている中、NFLは陽性者が多発した場合にチームたちを助けるための方策を検討している。

NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは現地17日(金)、NFLの競技委員会が支持する提案として、故障者リザーブ(IR)からの復帰とノンフットボール故障者(NFI)リストから復帰する選手の人数を無制限とし、休場する試合数を8から3試合に減らすことを考えていると報じた。

この案は選手たちを早めにIRから復帰させることによって、陽性者が出た際、特に多数の選手が影響された際にチームが被るダメージを最小限に抑えることが目的だ。

ペリセロによると、選手たちがIRから復帰するためには、最終アクティブロースターに残る必要がある点は変わらないという(現行システムでは最低8週間休場した後に3人まで選手をIRから復帰させることが認められている)。

IRから復帰させる人数をこれまであまり増やしてこなかったのは、他のチームに取られるよりは若手選手をIRに入れてキープしておこうという考えがクラブ内で働く可能性があると思われていたためだ。

しかし現在の環境では、トレーニングされた出場可能な選手を確保するよりも囲い込みに動く懸念は少ないとペリセロは付け加えた。

シーズンが急速に近づく中、IR期間短縮の問題はNFLとNFLPA(NFL選手会)が解決を試みるいくつかの問題の1つだ。NFLオーナーたちは17日に電話会議を開き、組合とリーグの間で最新のCOVID-19の状況について話し合うことになっている。

【M】