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NFLが各チームにシーズン第1週の社会正義活動を通知

2020年07月28日(火) 15:04

NFLロゴ【Aaron M. Sprecher via AP】

現地27日(月)に各チームに送られた覚書で、NFLは社会正義に向けた取り組みを強化するプランを通達した。プランの中にはシーズン第1週やホームでの初戦におけるヘルメットデカールやエンドゾーンでの表示などが含まれると『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが伝えている。

この覚書には「NFLにおける社会正義に対する現在進行中の長期的なコミットメントを増強し、高めていく中で、われわれはすべての放送に、また、リーグやクラブのプラットフォームを通じて、フィールド上のいくつかの目を引くエレメントを取り込んでNFLシーズンを開始し、継続していく。こういったコンセプトを発展させていく上で、われわれは直接的に選手と共に協調し、NFLPAからの意見を取り入れてきた」とつづられている。

社会正義実行委員会に属する5名のオーナー――ゲイル・ベンソン、マイケル・ビッドウィル、アーサー・ブランク、ディー・ハスラム、シャド・カーン――と職場の多様性委員会の会長であるアート・ルーニー二世の協議からこれらの動きが生まれている。

リーグが“Inspire Change program(インスパイア・チェンジ・プログラム)”を進めていく上で、社会構造的な人種差別の犠牲者たちに敬意を示してヘルメットにデカールがほどこされ、フィールド上にもメッセージが描かれる。

デカールについては各選手が敬意を示す相手を選び、その名前のイニシャルを身につける予定だ。

フィールド上では各エンドゾーンに“It Takes All of Us([変化には]私たち全員が必要)”、“End Racism(エンド・レイシズム)”とのメッセージがステンシルで描かれる。

シーズン第1週の全試合で、黒人の国歌として知られる“Lift Every Voice and Sing(リフト・エブリ・ボイス・アンド・シング)”が流される予定だ。

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