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ベンガルズと全体1位指名QBのバロウが契約に合意

2020年07月29日(水) 09:16

ジョー・バロウ【AP Photo/Charlie Neibergall】

2020年ドラフト全体1位で指名を受けた選手がルーキー契約にサインする準備を整えた。

シンシナティ・ベンガルズがクオーターバック(QB)ジョー・バロウとの4年契約の条項に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地28日(火)に伝えた。完全保証された契約はサインボーナス2,390万ドル(約25億1,000万円)を含む3,619万ドル(約38億円)になるという。

バロウはルイジアナ州立大学(LSU)の強力なオフェンス陣の一人として2019年のカレッジフットボール界を席巻し、チームを15勝0敗とカレッジ・フットボール・プレーオフ(CFP)ナショナル・チャンピオンシップへと導いた。バロウはジョー・ブレイディがコーディネートするパスゲームの主砲であり、タッチダウンパス60回、パス成功率76.3%、5,671ヤードを記録。2019年に520回以上のパスを試みてインターセプトは6回にとどまり、その活躍でハイズマン賞を獲得している。

バロウの優れた空中戦はチームメイトの一人であるワイドレシーバー(WR)ジャスティン・ジェファーソンが1巡目指名を受ける助けにもなった。また。WRジャマー・チェイスが将来にドラフト上位で指名される後押しにもなっている。

ベンガルズはバロウが新たな環境に素早く順応し、ここ数年にわたってブーストを必要としてきたオフェンス陣に同様の効果を与えてくれることを望んでいる。バロウはそこに十分な武器があることを見出すだろう。WR勢はA.J.グリーンがフランチャイズタグによってもう1年チームに戻ってくる傍ら、タイラー・ボイドもベンガルズにとどまり、ジョン・ロスは将来を左右するシーズンを迎えている。また、ベンガルズはCFPナショナル・チャンピオンシップ・ゲームでバロウと戦ったクレムソン大学のWRティー・ヒギンスもチームに加えた。

バロウのNFLデビューに向けた強化は今週後半に行われる身体検査から始まる。バロウがデビューすると目される日まで、あとひと月と少しだ。

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