QBロジャースの姿は当分見られるとパッカーズHCラフルアー
2020年08月03日(月) 18:46クオーターバック(QB)のアーロン・ロジャースはグリーンベイ・パッカーズで過ごす時間は残りわずかだと信じているが、コーチはガンスリンガーである彼について違う筋書きを思い描いているようだ。
ロジャースは先週の火曜日に、ルーキーのQBジョーダン・ラブは自分が耐えたように1年間ベンチで過ごすことはないだろうと発言した。それから5日後、ヘッドコーチ(HC)であるマット・ラフルアーは、殿堂入りが有望視されているQBと、4月にパッカーズが1巡目で順位を4つ上げてでも獲得したかったQBを取り巻く話題についてコメントを求められた。
ロジャースはいずれ追い出されることを予見しているが、ロジャースの指揮者としての1年目を終えたばかりのラフルアーHCはその真逆のことを考えている。
「今、最も大事なことはアーロンがわれわれのQBであることで、彼は当分ここにいると私は信じている」とラフルアーHCは現地2日(日)に記者たちに話した。「それがどれくらい長い期間になるかは誰にも分からないだろう。このリーグで保証されていることは何1つないが、彼と毎日のように一緒に仕事ができて私はとても恵まれていると思う。この先しばらくはそれが変わらないと思っている」
ラフルアーHCはランボー・フィールドでの1年目を謳歌し、当然このいい流れを止めたいとは思っていないだろう。しかしながら、先週の火曜日にロジャースが言及したように、ラブの入団によって彼はグリーンベイでキャリアを終えることはできないかもしれない。
このような要のポジションに若い才能が加わるたびに、際限なく仮説を立てることにはいかにも心をそそられるが、パッカーズの焦点はあくまでもこの秋にある。つまり、劇的な変更がなければ、ロジャースは37歳となるシーズンをラフルアーHCの下でプレーするということだ。
新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックによって先行きの見えないオフシーズンとなったが、今後も新型コロナウイルスのリザーブリスト入りする選手が増える可能性も考慮して、パッカーズ首脳陣はあらゆることを想定した計画を練っておくのが賢明と言えるだろう。ベテランのキッカー(K)であるメイソン・クロスビーを含む4人のパッカーズ選手がすでにリザーブリストに入っている。
バーチャルな会議には出席するがチーム関係者とはほとんど行動を共にしない“隔離されたQB”を設けることをチームは検討したと、ラフルアーHCは日曜日に明かした。
「そうなんだ、その案について少し考えてみたんだ。現時点では何も決定していないが、可能性としては十分にあり得ると思っている」とラフルアーHCは話した。
前代未聞の2020年シーズンを前に解決すべきことが山積みとなっている。そんな中、グリーンとゴールドを身に付けたロジャースをまた見られることは、グリーンベイファンだけでなく多くのNFLファンに平常心の感覚をもたらしてくれることだろう。
【R】