投票活動への取り組みとして“NFL Votes”を開始
2020年08月07日(金) 12:20NFLは現地6日(木)にNFLの選手、レジェンド、クラブ、リーグ関係者、そしてNFLファンの市民参加と投票を支援し奨励するために、リーグ全体にわたり、特定の党派に属さない取り組みである“NFL Votes(NFLは投票する)”を開始したと発表した。大統領選挙日である11月3日まで続けられる。
“NFL Votes”では選挙のプロセスにおける有権者の教育、登録、活性化という3つの重要な要素に焦点を当てていく。これらの投票活動は、リーグの社会正義活動“Inspire Change(インスパイア・チェンジ)”に組み込まれている。選手が最も情熱を注いでいる大義名分をリーグが後押しし続ける中で、中心的な選手やコーチが投票の重要性を声高に訴えている。ヒューストン・テキサンズのクオーターバック(QB)デショーン・ワトソンとオフェンシブタックル(OT)のレアミー・タンシル、ニューオーリンズ・セインツのディフェンシブエンド(DE)キャメロン・ジョーダン、シアトル・シーホークスのラインバッカー(LB)シャキーム・グリフィン、コーナーバック(CB)シャキール・グリフィン、そしてヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルらの主張は、木曜日から始まるテレビ番組“NFL Votes”の中で紹介される。
「人種や肌の色による投票の差別を禁止し、すべてのアメリカ人に投票する権利を保障することを目的とした投票権法が1965年に制定されてから今日で55年を迎える」とNFLコミッショナーのロジャー・グッデルは語った。
「選手やレジェンドとの話し合いを通じて彼らが情熱を注いでいる大義名分や課題をより理解し、投票の重要性についてのコンセンサスを得た。だからこそ、われわれは“NFL Votes”をこの組織の力によって支え、人々が投票プロセスについて学び、投票登録をし、最終的には投票する権利を行使するように促すことが狙いだ」
1965年に制定された投票権法の記念日は、関与し続けることの重要性と、地域社会に良い影響を与えていくことを継続的に進歩させていくことの必要性を示している。“NFL Votes”は、NFLファミリー全員が、投票するという基本的な権利を行使することの重要性を学び、地方選挙、州選挙、大統領選挙に参加するかどうかについて十分な情報に基づいた決定を下すことができるようにすることを目的としている。
リーグはこの取り組みのために、“I am a Voter(アイ・エム・ア・ボーター)、“RISE to Vote(ライズ・トゥ・ボート)、“Rock the Vote(ロック・ザ・ボート)”といった、どこの党派にも属さない3つの非営利団体と提携した。これらの団体は、それぞれの使命、能力、そしてどれだけ地域社会を巻き込み、有権者の参加率と投票率を高めてきたかの経験値に基づいて選ばれた。有権者教育の段階では、同団体がトレーニングキャンプの最初の数週間に選手やクラブ関係者向けの教育セミナーを行い、その後、リーグ関係者やNFLレジェンド向けのセッションを行う。
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