無断欠勤のタイタンズLBビースリーがようやく登場
2020年08月08日(土) 06:51ビック・ビースリーの謎めいた不在は解消された。
ラインバッカー(LB)のビースリーが現地7日(金)にテネシー・タイタンズのキャンプに姿を現したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが報じた。ラポポートは続いて、団体労働協約(CBA)の規定により、ビースリーには欠席した10日間に対し、50万ドル(約5,300万円)の罰金が科されたと伝えている。
ビースリーはこのオフシーズンにタイタンズと600万ドル(約6億3,600万円)のサインボーナスを含む950万ドル(約10億円)の1年契約を結んだ。ところが、新型コロナウイルス(COVID-19)の検査のための招集が始まってから1週間以上たっても、一向に姿を見せなかった。現在起きているウイルスのパンデミックへの懸念から、60人以上のNFL選手が2020年シーズンからオプトアウトしており、ビースリーもそのつもりなのではないかとも考えられていた。
しかし、そうした動きもないまま6日(木)のオプトアウト期限は過ぎてしまい、ビースリーの不在をめぐる謎は深まるばかりだった。タイタンズのヘッドコーチ(HC)マイク・ブラベルは今週5日(水)、“彼はここに来るはず”と率直に記者団に語っており、ジェネラルマネジャー(GM)のジョン・ロビンソンは1週間前にビースリーは“無断欠勤”だと断じていた。
新CBAには罰金制度が組み込まれたため、基本的にホールドアウトは禁じられている。しかし、1年契約での新規加入であることから、ビースリーの場合は契約上のホールドアウトには当たらない。それでも彼には50万ドルの罰金が科された。
ロビンソンは声明で、タイタンズが“近い将来”ビースリーがキャンプに現れることを期待すると述べていた。その日がとうとうやってきたわけだ。これからビースリーはチームメイトたちが1週間以上前に開始した順応プロセスに入ることになる。彼の口から無断欠勤の理由が説明されるのを待とう。
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