NFLは新型コロナウイルス（COVID-19）の検査を毎日継続していく。

リーグとNFLPA（NFL選手会）が9月5日（土）まで連日の検査を続けることに合意したと、NFLPAが現地12日（水）発表した。『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが後に報じたところによれば、リーグは検査が“さらなる知らせがあるまで”続けられると各チームに通知したという。

9月5日はシーズン第1週開始前の土曜日にあたる。第1週の試合は現地10日（木）にヒューストン・テキサンズがスーパーボウル王者のカンザスシティ・チーフスの元を訪れてスタートする。

リーグと選手会の当初の合意では、連日の検査はトレーニングキャンプの最初の2週間で義務付けられていた。その後は新型コロナウイルスの陽性率が5％未満だった場合に、1日おきの検査に移行する計画だった。

ペリセロが入手したリーグから選手会への通知によれば、選手および対策管理上の第1層と第2層に分類される人々の陽性率は“1％未満”であり、いずれのチームも“2％を超える”ところはなかったものの、NFLとNFLPAの双方が日ごとの検査継続を選択したという。

火曜日の午後、NFLのチーフメディカルオフィサー（医務部長）であるアレン・シルズ医師はリーグ内の新型コロナウイルスに関する最新の数字を公表した。

・サンプル摂取9,983名：新たに170名が陽性
・選手のサンプル摂取2,840名：新たに53名が陽性
・火曜日までの時点で検査10万9,075回：全体の陽性率0.46％、選手では0.81％

「私が関知する中ではこれまでに重傷者はいない」とシルズ医師は述べている。

シルズ医師はこれらの低い感染率にはNFLが“持続的、および未確認の陽性”と定義するものが含まれるとしており、新規感染率はさらに低いと見られるという。シルズ医師はこれまでに実施されてきた感染予防の仕事に“うれしい驚き”を感じたと述べていると、ペリセロはつけ加えた。

日常的な検査の延長はパンデミックにおけるプロトコルの流動性を強調している。ある時点で優れていると見えたものが、1週間後には意味を成さなくなっているかもしれない。

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