新型コロナウイルス（COVID-19）のパンデミックがさまざまな方面に影響を与えている中で、ダラス・カウボーイズはホームであるAT&Tスタジアムをファンのためにできる限り安全な場所であるようにするとの計画を現地11日（火）に明かした。

チームは“お互いに知り合いではないグループ間の距離を保つ”ための“ポッド”と呼ばれるシートブロックによるチケット配分等のキャパシティ制限を含む独自の“Safe Stadium Policy（セーフ・スタジアム・ポリシー）”を発表している。チームリリースによれば、テキサス州の疾病管理センター（CDC）や地域の公衆衛生当局が発行するガイドラインに沿ってキャパシティを制限する一環として、ファンには“家族や信頼できる集団における友人のみにチケットの譲渡を限ることによってポッドの完全性を保つ”ことが要求される。

マスクの着用が義務づけられるほか、チケットはモバイルチケットのみの使用、すべてのフード、ドリンク、駐車料金、グッズの支払いはクレジットカードもしくはデビットカードのみ（現金は非対応）となっており、入場時には距離を保った60台の金属検知器による接触のないセキュリティースキャンが行われる。

リリースではカウボーイズの副社長であるシャーロット・ジョーンズが「今は私たちの国、コミュニティー、そしてホームであるテキサスのカウボーイズファンやすべての世界にとって、厳しく、先の読めない時期です」と述べている。

「COVID-19がもたらした困難の中で、私たちのフォーカスはフットボールを安全に私たちのコミュニティーに戻すことでした。シーズンの成功に向けて私たちが取り組み続ける中で、この歴史的で騒然とした時期にファンが示してくれた忍耐と理解、サポートに深く感謝しています」

「フットボールを戻すにはチームの最大の努力が必要であり、私たちはスタジアムや私たちの組織の最前線にいるプロフェッショナルがファンや選手、従業員に安全で満足の得られる経験を確実にすべく行っているハードワークをとても誇りに思います。ダラス・カウボーイズは健康と安全を最優先事項とし、地域の公衆安全衛生の専門家たちやCDC、NFLとしっかりと連絡を取りつつ、AT&Tスタジアムでの比類のないファン体験を可能な限り安全で最良のものとしていくべく仕事を続けます。今年は多くの変化があるでしょうし、私たちのひたむきなファンの皆さんの理解とサポートに深く感謝しています」

AT&Tスタジアムでは徹底した清掃と殺菌、感染症予防メソッドが2020年シーズンを通して実施される。入場できるファンの正確な人数は不明であり、今後の状況次第で変化する可能性もあるが、カウボーイズは2020年に熱狂的なファンをホームに迎える計画だ。

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