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ブロンコスRBゴードンがデンバーの標高に“やや苦戦中”

2020年08月17日(月) 11:06

ロサンゼルス・チャージャーズのメルビン・ゴードン【AP Photo/D. Ross Cameron】

デンバー・ブロンコスでの1年目を迎えたランニングバック(RB)のメルビン・ゴードンは、トレーニングキャンプの序盤で早くも苦しいスタートを切っている。

ゴードンは現地16日(日)の練習後に「少し苦戦している。ここの標高に少し苦戦しているところだ」と『ESPN』のジェフ・レグウォールドに話した。「いつも聞いているのは、ここで練習していれば他の場所でプレーした時に疲れないということだから、それを楽しみにしている」

27歳のゴードンは今月に、先発のRBの座を巡ってRBフィリップ・リンゼイとの直接対決に入った。昨シーズンはリンゼイが先発を務めており、ドラフト外でコロラド大学から入団した寵児として2年連続で1,000ヤードを突破している。コロラドが故郷である分リンゼイが有利だと言ってもいいだろう。

このオフシーズンにゴードンが2年1,600万ドル(約17億円)の契約をデンバーと結んだことで、リンゼイとプレー時間を分割してそれぞれに役割が課せられると予想されている。残る唯一の問題は、誰が最初にフィールドに出るのか、そして誰がレッドゾーンでのチャンスを得るかだ。

「今はダウンフィールドでプレーを終えようとするだけで精一杯だ」とゴードンは認めている。「すごく乾燥しているから頻繁に水を飲むようにしているし、唇も乾いている。オフシーズンの間ずっとトレーニングしていたにも関わらず、この標高のせいでコンディションが万全でない気がする。それが一番きつい」

デンバーの標高はすべてのスポーツの選手にとって厳しい試練となる。だが少なくともゴードンは同じAFC西地区のライバルであるロサンゼルス・チャージャーズに5年在籍していた間に、標高1マイル(約1,609メートル)の街として知られるデンバーでプレーした経験を持つ。デンバーでの4試合では、71回のキャリーで306ヤードをマークして平均4.3ヤードと立派な結果を残しているが、タッチダウンは決められていない。唯一1,000ヤード超えのラッシング記録を残すことができ、これまでに数字的には最高のシーズンだった2017年にはこの空気の薄い地でレシービングタッチダウンを1つ決めている。

それと標高1,609メートルでトレーニングキャンプの全工程をこなすことは全く違う経験となるが、そこはベテランRBとして順応していくしかない。

「仲間とはうまく馴染めているよ」とゴードンは話した。「標高が違うだけさ。他のことも当然違うけれど、合わせていかないといけないから、あるがまま受け止めればいい」

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