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カウボーイズDTマッコイが大腿四頭筋腱断裂、シーズン終了

2020年08月18日(火) 09:30

ジェラルド・マッコイ【Cooper Neill via AP】

ディフェンシブタックル(DT)ジェラルド・マッコイのダラスでの初シーズンは始まる前に終わってしまった。

マッコイが現地17日(月)に行われた練習中に大腿四頭筋腱を断裂し、2020年シーズンすべてを失う見込みだとダラス・カウボーイズの副社長であるスティーブン・ジョーンズが報道陣に語っている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとジェーン・スレーターによれば、練習中に負傷したマッコイの足は当初、ACL(膝前十字靭帯/ひざぜんじゅうじじんたい)断裂が疑われていたという。しかしながら、MRI検査によって大腿四頭筋腱の断裂だと判明し、マッコイにはシーズン終了となる手術が必要になるという。

マッコイは個人ドリルで負傷した模様で、フィールドを去る際に介助を必要としていたと『The Athletic(ジ・アスレチック)』のジョン・メチョタが伝えている。

32歳のマッコイはカウボーイズのディフェンシブライン(DL)から去ったマリーク・コリンズの代わりとしてチームと3年契約を結んでいた。2010年ドラフトの全体3位で指名を受けたマッコイはこれまでの10シーズンで、1シーズン以外は少なくとも13試合に出場している。

同じくオフシーズンに加入したDTドンタリ・ポー(大腿四頭筋)もPUPリスト(故障者リスト)上でトレーニングキャンプをスタートしており、カウボーイズが再構築したDLのインテリアからは新しいピースが複数欠けてしまった。2人のベテランの分まで練習をこなしていく選手としてはアントワン・ウッズ、トリステン・ヒルの後ろにルーキーのネビル・ガリモアも控えている。ジョーンズ副社長は新たに契約したエバーソン・グリフェンの存在についても言及しており、このポジションにおけるカウボーイズの層の厚さを主張した。 

チームのウェブサイトにてジョーンズ副社長は「これこそ層の厚いロースターが必要になる理由だ」と述べた。

「明らかに、エバーソン・グリフェンのような選手と契約をする理由がそこなんだ。こういうことがいつ起こるかは分からない。もちろん、がっかりしている。何よりもジェラルドを思えば残念だ。彼がここにいることに盛り上がっていたのを私は知っている。しかしまた、われわれにとっても残念なことでもある。彼はこのオフシーズンとフリーエージェンシー期間におけるわれわれの主要な獲得選手の一人だった。とは言え、これによってトリステン・ヒルやガリモアにはステップアップするチャンスが与えられる。2人の若手たちに持ちこたえてもらわなければならない」

ポーはじきに戻ってくるだろうが、マッコイが2020年シーズンをすべて失ったカウボーイズは、レギュラーシーズン開始まで1カ月を切ったところですでにプランBを見据えなければならない状況となっている。

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