WRデズ・ブライアントが今週にレイブンズとワークアウトへ
2020年08月18日(火) 13:19デズ・ブライアントのNFLキャリアは再点火できるだろうか?
『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェーン・スレーターとトム・ペリセロが状況を知る人物の話を元に現地17日(月)に伝えたところによれば、ブライアントが今週にボルティモアへ向かい、レイブンズと共にワークアウトを行う予定だという。
スレーターはブライアントが4月のドラフト前にもワークアウトの可能性についてレイブンズのヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーに連絡を取っており、最近になって再びアプローチしていたとつけ加えている。ブライアントはダラス・フォートワースエリアでワークアウトを続けており、このオフシーズンにはクオーターバック(QB)ダック・プレスコット(ダラス・カウボーイズ)やQBパトリック・マホームズからパスを受けていた。
ブライアントがワークアウトにやってくるとの報道について聞かれたハーボーHCは、月曜日に「私からの唯一のコメントとしては、われわれはワークアウトについてコメントしないということだ。われわれは常にあらゆる場所、あらゆる選手を見ている。われわれが誰を連れてくるかはともあれ、ワークアウトが行われたならば、それは確実に発表するつもりだ」と述べたと『ESPN』のジェイミソン・ヘンズリーが伝えている。
元ファーストチームのオールプロだったブライアントは2017年以来、レギュラーシーズンのスナップでプレーしていない。2018年の春にダラス・カウボーイズがブライアントをカットしていた。2018年11月にニューオーリンズ・セインツと1年契約を交わしたブライアントだったが、その2日後にアキレス腱を断裂して故障者リストへ。昨年はどのチームとも契約していない。
サバティカルの間、ブライアントは引退する計画はないとする一方、カムバックまでに完全に健康な状態を取り戻したいと語っていた。
今、ブライアントに試合復帰の準備が整っているかどうかをレイブンズが見ることになる。フットボールから2年離れ、31歳になったブライアントはどう見えるだろうか。
このオフシーズンのレイブンズはオフェンス陣にベテランパスキャッチャーを加えようとしている。レイブンズはアントニオ・ブラウンの起用も検討してきた。キャリアのこの段階に至ったブライアントがブラウンほどの才能をチームにもたらすことはないだろうが、フィールド外で抱えている荷物はブラウンよりもはるかに少ない。
レイブンズのWR陣にはマーキス・ブラウンやマイルズ・ボイキンらがもたらすスピードがある。そこにブライアントが加わるならば、リザーブのポゼッションレシーバーとしての役割を果たし、今でも大きな体格を生かすことのできるレッドゾーンにフォーカスを合わせることになりそうだ。
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