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ジャイアンツHCジャッジ、ミスをしたら走るという手法を自己弁護

2020年08月20日(木) 00:17


ニューヨーク・ジャイアンツのジョー・ジャッジ【Evan Pinkus via AP】

評論家や元選手たちから批判されながらも、ニューヨーク・ジャイアンツのヘッドコーチ(HC)ジョー・ジャッジはミスを犯した選手やコーチたちにランニングを科す古風な手法を自己弁護した。

「われわれのすることには全て目的がある」とジャッジはチームの公式サイトを通じて述べた。「現在のやり方についてなぜそうしているのか、われわれは熱心にチームに説明している。私は自分たちの行動の理由について、チームを教育することに強い信念を持っている。ただやみくもに動き、このまま進んで罰を強制しようとしているのではない。先日説明したようにフィールド上でミスを犯せば、それには結果が付随することになる。試合ならば、ペナルティヤードだ。練習では、ミスに結果があることを理解しなければならない。これは罰でないんだ。物事にアプローチする際にはもっと細かく気を配り、注意を払う必要があるのだと確認するためのリマインダーだ」

トレーニングキャンプが始まってから、練習中にエラーをした選手たちを走らせるジャッジの風習を見て、眉をひそめる人々も現れており、アマチュア的だと考えたり、そのうち選手が反乱を起こすだろうと予測したりする者もいる。

ジャイアンツで初めてのトレーニングキャンプを開始したジャッジは、選手全員を対等に扱うことを心掛けている。『New York Daily News(ニューヨーク・デイリー・ニュース)』によると、彼は現地18日(火)の練習でスターランニングバック(RB)セイクワン・バークリーを厳しく指導していたという。

「われわれは全員を同じように指導する」とHCは述べた。「全員にベストを要求するし、日々向上してもらおうとしている。詳細を見過ごすことはない。私が最も感銘を受けたのはこのチームの教えやすさだ。彼らは日々やってきて、もっと良くなるためのコーチングポイントを求めている。メッセージが重要なのであって、メッセージの伝達方法が問題なのではないと理解している」

チームのオペレーションについてジャッジは自分の信念を守り、細部にこだわって負けん気の強いチームにしようとしている。

「われわれは厳しく指導する。要求は非常に多い。これはタフな仕事だ。ここはニューヨーク市。プレーするのもコーチをするのもタフな場所だ。神経が太く、高いプレッシャーの中でプレーしなければならないのだと理解できる選手たちが必要だ。練習でフィールドに出て一緒にクンバヤを歌えば、上達するなどと考えてはならない」

勝てば、プロらしくないと言われるどんな戦術も認められるようになる。しかし、負ければジャッジはフォックスボロの外でペイトリオッツ流を浸透させようとして苦しむビル・ベリチックの最新の弟子というレッテルを貼られることになる。

【M】