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RBクックとバイキングスの契約交渉は決裂

2020年08月20日(木) 11:53


ミネソタ・バイキングスのダルビン・クック【AP Photo/Tony Avelar】

ミネソタ・バイキングスは長期契約締結の希望を持ってトレーニングキャンプの序盤はダルビン・クックを練習場から遠ざけていた。しかし、現地19日(水)にはその希望も薄れてしまったようだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロは情報筋の話を元に、バイキングスとクックの間の契約交渉が火曜日に決裂したと報じている。

ペリセロによれば後日に話し合いが再開される可能性はあるものの、現時点でスターランニングバック(RB)は2020年をルーキー契約の最終年としてスタートすることになる。

クックはシーズ第1週に集中しており、契約状況については心配していないと主張してきた。

クックは先週、「彼らにできるかぎりの時間をとってもらい、これがうまくいって俺にとって悪くない、フィールド内外で価値のあることがまとまるようにするだけさ」と語っている。

両サイドは元ドラフト2巡目指名選手でバイキングオフェンス陣のエンジンであるクックとシーズン開始前に新契約を結ぼうと試みてきた。しかし、交渉で両者のずれを埋めることはできなかった。

バイキングスのフロントオフィスはクックの重要性を把握する一方、クックが16戦にフル参戦したことがなく、3シーズンでレギュラーシーズンの19ゲームを逃したことも承知している。活躍するRBたちにいくつかのけがが起こってきたことを踏まえれば、RBとの大型契約はチームにとって心配の種になる。

クック側からの影響力が小さく、契約成立までの期限もない状態で、両者の話し合いは実らずに終わった。バイキングスが来年、クックにフランチャイズタグを使えることからも、チームがクックの要望を聞き入れる動因は少ない。

2回目の契約を結ぶにあたって、残念ながらRBは厳しいスポットだ。クックが置かれている状況は、フットボールにおいて最もフィジカルな要求が高い仕事の一つに伴う現実だと言えよう。

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