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WRデズ・ブライアントが契約なくレイブンズのワークアウトを離脱

2020年08月21日(金) 08:31

ダラス・カウボーイズのデズ・ブライアント【AP Photo/Eric Risberg】

元ダラス・カウボーズのワイドレシーバー(WR)デズ・ブライアントのボルティモア・レイブンズでのワークアウトは入団が決まることなく終了した。

現地20日(木)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロは、状況に詳しい関係者によるとブライアントは交渉なくチームを離れ、今後について差し迫るものは何もないと報じた。

双方とも後の交渉の可能性を排除していないが、レイブンズに即時の動きは見られない。

ブライアントは今週ボルティモアに向かい、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査を受け、木曜日にワークアウトを行った。

元カウボーイズのオールプロだったブライアントは、2017年以降レギュラーシーズンのスナップでプレーしていない。一時は2018年中盤にニューオリンズ・セインツと契約を交わしたが、その2日後にアキレス腱を断裂した。2019年はどのチームとも契約していない。

11月に32歳になるブライアントは、ダラス時代の終盤に勢いを失い、全盛期の頃のようにディフェンシブバックを引き離すことができなかった。スピードの衰えがカウボーイズとの別れを招いた。

ブライアントはダラス・フォートワースエリアでワークアウトを続けるとともに体型維持に努めており、このオフシーズンの一時期はダラス・カウボーイズのクオーターバック(QB)ダック・プレスコットやカンザスシティ・チーフスQBパトリック・マホームズとのセッションにも参加していた。

レイブンズは今シーズン、ベテランのレシーバーを求めて市場を物色している。ブライアントはスピードスターのWRマキース・ブラウンやWRマイルズ・ボイキンの傍らでポゼッション・レシーバーの役割を果たせる可能性があり、ボルティモアのスタッフも今年の飛躍を期待していた。

しかしながら現時点ではブライアントは交渉なく去る。シーズンが始まる前にブライアントがボルティモアに現れるかみてみよう。少なくとも、ワークアウトはレイブンズがブライアントの2020年のサバティカルの終了に興味を持っていることを示している。

【SC】