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ラムズがSoFiスタジアムで初練習

2020年08月24日(月) 10:32


SoFiスタジアム【AP Photo/Kyusung Gong】

あらゆる面で調整が強いられているこのオフシーズンに、ロサンゼルス・ラムズがおそらくこれまでで最大の要調整事項を経験している。新たなホームの芝生に降り立ったのだ。

ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイとクオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフをはじめとするラムズのメンバーが、現地22日(土)に初めてSoFiスタジアムで練習を行った。50億ドルの巨大建築を、初めて直接的に体験したのだ。その光景はフランチャイズQBに確かに効果をもたらした。

練習後にゴフが「本当に信じられないし、スポーツにおける至宝の一つだ」と語ったとチームの記者であるステュー・ジャクソンが伝えた。

かつてなく活気ある様子のマクベイHCも同様の感銘を受けたようだ。

『Ventura County Star(ベンチュラ・カウンティ・スター)』のジョー・カーリーによれば、マクベイHCは「何て素晴らしいことか。君らも壮観だと称賛するだろう。こんなものは見たことがない」と話したという。

当初、ラムズはこのピカピカの施設を共有する相手であるロサンゼルス・チャージャーズとプレシーズン第2週に対戦する予定だった。新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックによって、ロサンゼルス対決はまた次の機会を待つことになっている。

それでも、ラムズはスクリメージを行うことで少なくとも表面上は実際のフットボールに似た状態のフィールドを経験する貴重な機会を得た。スタジアム上部に設置された両面のオクルス(天窓)ビデオボードの下、新しい“ボーン”ユニフォームをまとったゴフとそのオフェンス陣が新たな環境を体感する一方、ディフェンシブタックル(DT)アーロン・ドナルドとディフェンス陣はこちらも新しいロイヤルブルーのユニフォームを身に着けていた。ダラス・カウボーイズを迎えて本物の戦いに向かうまで、あと3週間だ。

ファーストチームとセカンドチームがフィールド上の不備に対処しただけではなく、開幕に向けた最終リハーサルでは観客の有無を問わずラムズの妨げとなる可能性のある問題がいくつか確認された。マクベイHCは“コーチ陣のヘッドセット上でのコミュニケーションに多くの問題があった”とし、“非常に混乱した”状況だったと述べたと『Associated Press(AP通信)』のグレッグ・ビーチマンが伝えている。現地9月13日(日)が近づく中、これらの技術的な問題はすぐに解消されるはずだ。

ラムズの次のスクリメージは8月29日(土)に実施され、試合形式の環境で準備する機会をチームに与える。今季にラムズが観客の前でプレーできるかはまだ分からないが、SoFiスタジアムのフィールドに降り立ったことで、今の時点でラムズは少なくとも現実の世界に一歩近づいたという安心感を抱いていることだろう。

「写真は1,000の言葉に値するが、ロサンゼルスのSoFiスタジアムの真価は表せない。オー、マイ、ゴッド。NFLのすべての会場に行ったが、これは別次元だ。ラムズが本日、スクリメージを行った」

「@JaredGoff16が保証:@SoFiStadiumは最高」

「@AaronDonald97がすべてを体感」

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