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テキサンズがハリケーン・ローラ上陸を懸念して日程調整

2020年08月27日(木) 02:05


ヒューストン・テキサンズのヘルメット【AP Photo/David J. Phillip】

ハリケーン・ローラがテキサス州東部およびルイジアナ州に上陸すると予報されている。

これを受けて、ヒューストン・テキサンズは誰もが安全に帰宅できるよう、現地26日(水)の早い時間に解散すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。チームは木曜日にバーチャルミーティングに臨み、スタジアムに戻ることが安全かどうかを確実にした上で、集合時間と予定しているスクリメージについて見直すとのこと。

ローラはカテゴリー3へと勢力を強めながらメキシコ湾を横断している。『National Hurricane Center(国立ハリケーンセンター)』によると、木曜早朝の上陸に向けてカテゴリー4へと勢力を拡大し続けているという。

国立ハリケーンセンターは『Twitter(ツイッター)』の公式アカウントを通じて「ローラの影響により、生命に危険を及ぼす高潮が予報されています。図に示した地域においては水が地面よりも高い位置に達する可能性があります。今回の高潮はルイジアナ南西部から遠くはテキサス南東部にかけて、最大で内陸30マイル(約48km)に到達するかもしれません」と投稿した。

嵐が湾岸地域全体の生命を脅かすとともに、ローラはその進路に沿って広範囲における停電や樹木の倒壊を引き起こすとてつもない強風をもたらすことが予測される。

国立ハリケーンセンターは「ローラは本日夕方からメキシコ湾岸に致命的な危険をもたらすことが予想されています。高潮およびハリケーンの警報が発せられている地域は暴風が到達するまでに、生命やプロパティの保護に努めてください」と注意を呼びかけている。

『Weather.com(ウェザードットコム)』によると、2017年にハリケーン・ハービーによって壊滅的な被害を受けたヒューストンは、ローラによる最悪の事態を免れる可能性があるものの、とてつもない強風と豪雨が地域を襲い、大きな被害をもたらすことが予測される。

嵐の進路にいるすべての人々の安全と、可能な限り被害から免れることを願う。

【SC】