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49ersシャナハンHC、ベテランSトーマスに興味なし

2020年08月27日(木) 06:19


ボルティモア・レイブンズのアール・トーマス【Ryan Kang via AP】

セーフティ(S)アール・トーマスの移籍先チームリストにまたひとつバツ印が加わった。

現地25日(火)、サンフランシスコ・49ersのヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンはプロボウルに7回出場したトーマスに49ersが興味を持っていないと述べた。

「われわれのセーフティに大満足している。アールを否定するわけではないが、われわれにはわれわれのチームがあるから興味がない」とシャナハンはラジオ局『KNBR』を通じて述べた。「われわれのスポットには必要とする選手がいるし、計画どおりでもある。後ろに備える選手たちの間で良い競争もある。われわれのグループに期待している」

49ersは先発陣にこの春、3年2,850万ドル(約30億2,000万円)契約を締結したコーナーバック(CB)ジミー・ウォードと、ストロングセーフティ(SS)ジャキスキー・タートを擁する。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは、49ersがトーマスの着地点になりうると言及した。リチャード・シャーマンがすでにチームに加わっており、その関係が意味を成すとはいえ、他のポジションに故障者を抱えるチームにとってセーフティは必ずしも必要ではない。

ダラス・カウボーイズがトーマスの獲得に積極的ではなく、49ersが獲得に乗り出さないとなると、チームに弊害をもたらす行為があったとしてボルティモア・レイブンズから放出されたトーマスの着地点は早々に消滅しつつある。

おそらく今は契約の駆け引きの段階にあり、契約金が高すぎなければ求めるチームが列をなすだろう。もしくは単純に、同世代最高のセーフティのひとりを獲得することへの興味はそれほど深くないのかもしれない。

【SC】