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ペイトリオッツがWRサヌーをリリース

2020年09月03日(木) 11:46

ニューイングランド・ペイトリオッツのモハメド・サヌー【AP Photo/Nick Wass】

ワイドレシーバー(WR)モハメド・サヌーのニューイングランド・ペイトリオッツでの時間は終わった。

ペイトリオッツがベテランレシーバーであるサヌーをリリースする意向だと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じている。ペイトリオッツが2巡目指名権と引き換えにアトランタ・ファルコンズからサヌーを獲得してから、フルシーズンも経過していない。

このリリースは現地2日(水)のトランザクションワイヤまでに完了しないため、関心をもっているチームがペイトリオッツと取引する時間はあるとラポポートはつけ加えている。レギュラーシーズン開幕前のラスト2週間に入った今、いくつかのチームがレシーバーを必要としており、ペイトリオッツにサヌーに関する問い合わせが入る可能性はある。ペイトリオッツはすでにサヌーを売り出しにかけていたとNFLネットワークのトム・ペリセロが伝えた。

ペイトリオッツ自身が、1年足らず前にはサヌー獲得の取引を進めていた。当時のクオーターバック(QB)トム・ブレイディが、ジュリアン・エデルマンやゆっくり成長しているニキール・ハリーに加え、レシービングにおいて他の選択肢を必要としているのが明らかになったときのことだ。ファルコンズで3年半にわたってQBマット・ライアンに対してそうだったように、サヌーにはブレイディの信頼性と生産性の高いターゲットになることが期待されていた。しかし、結局はキャッチ26回、207ヤード、タッチダウン1回にとどまっている。

今夏のトレーニングキャンプでもサヌーのプレーは低迷していた。NFL Networkのマイク・ジアルディは先週、サヌーがプレーにおいて“非常に静か”であり、ハリーやガナー・オルシェスキーといった他のレシーバーたちが31歳のサヌーを上回るパフォーマンスを見せていると伝えた。

場所を変えることが、サヌーがかつての調子を取り戻す助けになるだろうか? ニューイングランドにやってきて、期待に沿えなかったベテランはたくさんいた(ブランドン・ロイド然り、チャド・ジョンソン然り)。サヌーについても、単に合わなかっただけかもしれない。サヌーが次にどこで戦うのかは、近いうちに分かるはずだ。

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