バイキングスQBカズンズが新型コロナウイルスに対するコメントを補足
2020年09月03日(木) 14:34ミネソタ・バイキングスのクオーターバック(QB)カーク・カズンズは、この夏のはじめに『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』のカイル・ブランドが司会を務めるポットキャスト番組に出演した際、インタビューの中で新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックについて個人的には心配していないと応じていた。現地2日(水)にカズンズは当時のコメントをより明確にしようと試みた。
「カイル・ブランドのポッドキャストに出たのは1カ月か1カ月半くらい前の7月だった。正直言って、その時に俺が言いたかったことは、自分で望んでいたほどはっきりと伝えられていなかったと思う」とカズンズは話した。「当時言いたかったことを繰り返すと、このウイルスを個人的には恐れていないけれど、俺がマスクを付けて、ソーシャルディスタンシングを守り、できるだけ頻繁に手を洗うこと、そして決められたプロトコルに従うことには意義があると思っている。当然そうすることは他の人を尊重し思いやることであって、とても大事なことだ。そして自分がこの秋の16試合すべてに臨めることも重要だ。プロトコルによると、選手が陽性と判定されたら、場合によっては何試合も出られなくなるからね。だから俺がマスクをしてソーシャルディスタンシングを守るのにはちゃんと理由があって、ウイルスの蔓延を止めるためにも警戒を怠らないようにしている」
「それが7月に言おうとしていたことの根底にある思いだ。自分の意図していた通りに伝えらなかったことは認めるよ。だからもう一度同じメッセージを伝えたい。今回はもう少しうまく表現できているといいけど、俺の思いは変わっていない」
『10 Questions with Kyle Brandt(10クエスチョンズ・ウィズ・カイル・ブラント)』に出演した際――水曜日の朝に公開されたが、インタビューは7月に録音されていた――ウイルスに対する懸念レベルを10段階で評価するとしたらいくつになるかと聞かれたカズンズは、「トラブルになるから、誰かのことをバカ呼ばわりするつもりはないけど、俺はたぶん0.000001くらいかな」と答え、次のように続けた。
「他の人が心配していることは尊重するつもりだ。でも個人的には、ウイルスはうつらないとか、感染したらどうするのかとか、そういうことに関係なく俺はいつも通りに生活する。もし感染したら、乗り切るよ。自然の摂理に任せる。適者生存のアプローチだ。もしウイルスに勝てなかったら仕方ない。俺は死ぬことになっても大丈夫だ。まぁ、死ぬときは死ぬからね。俺はそれを受け入れている」
これらのコメントは、ウイルスがアメリカ全土に与えた影響や18万人以上の死者を出していることに対して無神経だと厳しく批判された。
カズンズは水曜日にメディアに話す予定ではなかったが――バイキングスの休業日だったため――彼の発言が全国的な話題になったのを受け、記者団の前で話す機会をチームが設けた。
新型コロナウイルスに対する個人的なスタンスは、自分の信仰に由来するものだとカズンズは明らかにした。
「俺は受け入れているだけだ。自分の人生の結果を自分自身でコントロールすることはできないと思っている。自分ではどうしようもないことはたくさんあるけど、信仰が俺の生活の基盤となっていて、神が対処してくださると信じている。例え何かが起きても、神はそれに対する計画と目的を持っていて、痛みや挫折、逆境であっても、それを利用して俺を成長させ、神についてもっと教えてくださると信じている」
カズンズは、ウイルスの影響で亡くなった人の数を考えると、「死ぬときは死ぬ」と発言したことを後悔しているかと聞かれた。
「繰り返しになるけど、俺はそれが起きた時には受け止めることができると言いたかっただけだ」とカズンズは答えている。
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