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WRバルデス・スカントリングに最も感心したとパッカーズQBロジャース

2020年09月04日(金) 09:30


グリーンベイ・パッカーズのデイバント・アダムス【AP Photo/Tony Avelar】

グリーンベイ・パッカーズは今シーズン、レシーバー陣を一新しなかった。ドラフトの1巡目でもクオーターバック(QB)のジョーダン・ラブを選択してワイドアウトをパスしたことは話題になっていた。そのかわり、チームはワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスの脇役を務められる選手を求めて、内部の改善に取り組んでいる。

これまでのところ、QBアーロン・ロジャースの目に留まっているのは、WRマルケス・バルデス・スカントリングだ。

ロジャースは『Packes News(パッカーズニュース)』に、「キャンプの最終週か最後10日で俺が最も感心させられたレシーバーはマルケスだ」と話した。

「マルケスは立て続けにすごくいい練習をしていたと思うし、彼が頼れるいい練習の基礎を築きはじめていた。同時に、ヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーがある時点で、これがマルケスの新基準だと言ったのを知っている。彼の仕事のやり方を誇りに思う。マルケスは素晴らしい日曜日を過ごしてたくさんプレーをしたと思う。激しいプレーもあれば、彼がやるべきことをやるだけのプレーもあった。彼は今、期待されているキャッチができていて、それに加えてスマートなことをして成長を見せるプレーをしている。マルケスを本当に誇りに思う」

2018年のドラフト5巡目指名選手であるバルデス・スカントリングは、2シーズンでレシーブ64回、1,033ヤードと4回のタッチダウンを記録した。

身長約195cmのバルデス・スカントリングは、昨シーズンにラフルアーHCの攻撃陣で役割を広げたプレーをすることが期待されていたが、時が経つにつれて一貫性のないプレーが目立ち、徐々に機会を失っていった。ナンバー2のワイドアウトとして1年をスタートしたものの、途中でWRアレン・ラザードやWRジェイク・キューメロウにその座を奪われている。バルデス・スカントリングは最後の7試合でスナップ25回以上のプレーはなく(わずか4回のパスをキャッチ)、2回のプレーオフ戦ではわずか6回の攻撃スナップでしかプレーなかった。

バルデス・スカントリングのサイズとスピードの組み合わせは、理論上はアダムズの優れた補完となるだろう。昨年はうまくまとめることができなかった。おそらく、ロジャースによるバルデス・スカントリングのオフシーズンの評価は、バルデス・スカントリングの才能の開花を信じるのは1年早かったということを意味する。

【SC】