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RBピーターソンがリリースから2日でライオンズと契約へ

2020年09月07日(月) 11:15


ワシントン・レッドスキンズのエイドリアン・ピーターソン【AP Photo/Patrick Semansky】

エイドリアン・ピーターソンがモーターシティに向かう。

ワシントン・フットボール・チームからリリースされて2日、ベテランランニングバック(RB)のピーターソンが1年契約でデトロイト・ライオンズに加わる契約に合意した。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロとイアン・ラポポートが情報筋の話を伝えている。この動きによってピーターソンはミネソタ・バイキングスで過ごしたセンセーショナルな10シーズンで名を上げたNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区に戻ることになる。

35歳のピーターソンは以前、少なくともあと4年はプレーする意向だと語っていた。今回の契約はベースサラリーが105万ドル(約1億1,000万円)、インセンティブが最大125万ドル(約1億3,000万円)、合わせて最大で230万ドル(約2億4,000万円)になるとペリセロはつけ加えている。

ピーターソンがリリースされてすぐ、3チームがすでにこのRBに問い合わせをしていると報じたことから、今回の契約のニュースも驚きではなかった。しかし、ロケーションに関してはその限りではない。

経験あるナンバーワンRBにして、実力を記録によって証明してきたピーターソンだが、タイトルコンテンダーへの加入や先発としての契約ではなく、ハングリーな若手のあふれるルームに加わる。リードバックのケリオン・ジョンソンはけがによって阻害された2019年シーズンを終え、3年目となる今季に巻き返しを狙っており、2020年ドラフトの2巡目で指名されたディアンドレ・スイフトや才能ある22歳のタイ・ジョンソンや23歳のボー・スカーボローらも力を発揮する機会を求めている。

有望なルーキーイヤーを送ったジョンソンは2019年にひざを負傷して8戦の出場にとどまり、403ヤード、タッチダウン3回(キャリー平均3.6ヤード)となっていた。ジョンソンとスカーボローは果敢に戦ったものの、ライオンズがこのポジションにもっと生産性を必要としているのは明らかだった。先発としてか、バックフィールドの選択肢としてかはともあれ、ピーターソンの加入によってそれが提供されるだろう。

ジョンソンがラインアップから外れたこともあったライオンズは、昨シーズンの1,649ラッシングヤード、試合平均103.1ヤードという数字でリーグの後半に位置していた。ピーターソンを加えたことで、この数字は上昇するはずだ。

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