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ブロンコスLBミラーが下腿負傷、MRI検査へ

2020年09月09日(水) 11:35

デンバー・ブロンコスのボン・ミラー【AP Photo/David Zalubowski】

ボン・ミラーの2020年シーズンは始まる前に終わってしまったかもしれない。

プロボウルやオールプロに複数回選ばれているデンバー・ブロンコスのラインバッカー(LB)ミラーが現地8日(火)に膝から下の部分を負傷。けがの深刻度をMRIで調べることになっていると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが報じた。ラポポートはミラーが練習で足首を負傷しており、チームは検査によってシーズン終了の診断が下ることを懸念しているとつけ加えている。

その後、ラポポートは最初の診断でシーズン終了となる腱損傷の可能性が示唆されたものの、ミラーは木曜日にグリーンベイのロバート・アンダーソン医師にセカンドオピニオンを求める予定だと報じている。

このニュース自体が大きな打撃だが、31歳のパスラッシャーであるミラーがNFLでの10年目に向けてこのオフシーズンに肉体改造に取り組んでいたことを考えれば衝撃がいや増すばかりだ。

10年近くもリーグでベストの守備選手の一人と認識されてきたミラーは、2019年にややスランプに陥った。その理由の一つは、シーズン第4週に仲間のディフェンダーであるブラッドリー・チャッブを失ったことだった。コンスタントにダブルチームのターゲットにされていつもの成績を下回ったものの、それでもミラーは8度目のプロボウル選出を果たし、サック数は100を超えている。

間もなくチャッブがACL(膝前十字靭帯/ひざぜんじゅうじじんたい)断裂から復帰することで、ダイナミックなデュオの復活に期待が持たれていた。

10年目は有望なものとして形を取り始めていたミラーだったが、それもセカンドオピニオンの内容次第となる。ミラーの現場復帰が遅れるという結果は、ヘッドコーチ(HC)ビック・ファンジオとその仲間たちが最も聞きたくないニュースだ。

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