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0勝4敗のスタートに落ち込むテキサンズDEワット

2020年10月05日(月) 15:01

ヒューストン・テキサンズのJ.J.ワット【AP Photo/Eric Christian Smith】

0勝4敗でスタートしたニューストン・テキサンズには自分たちの運命をコントロールすることにしがみつくことしかできない。ディフェンシブエンド(DE)J.J.ワットはテキサンズの運命について、もう手の施しようがないと少し感じている。

現地4日(日)に31対23でミネソタ・バイキングスに敗れたワットは「俺にできるのは、自分にコントロールできることをコントロールすることだけだ」と語った。

「俺はやってきて、ハードにやる。努力して、道を見つけるつもりだ。今週は勝てる道を見つけるために、可能なことすべてをやる。つまり、ひどい状況ってことさ。厳しい。憂うつだ。最悪だよ。他に何て言っていいか分からない。とにかく一生懸命にやる以外に、どうすればいいかなんて分からないね」

ワットはタックル3回にとどまり、今季3度目のサック0回に終わっている。これは2020年にまだターンオーバーを強いていないテキサンズディフェンス陣の一つの問題に過ぎない。彼らは試合平均で181.7ラッシングヤードを許しており、それがバイキングス相手に36分以上も長くテキサンズディフェンス陣がフィールドにいた理由でもある。

「俺たちのストーリーとしては、ランを止めなきゃならないってことだ。それが俺たちのやらなければならないこと。相手をタフな状況に置くために、ほとんどすべての時点で自分たちがリードしている状況にしなきゃならない」

オフェンスに関しては、今週はヘッドコーチ(HC)ビル・オブライエンがプレーコールとゲームプランニングへの関与を深め、よりコントロールを握ったと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えている。今季が始まる前にオブライエンHCはこれらの責任の多くを攻撃コーディネーター(OC)のティム・ケリーに託していたが、オブライエンHCに戻したことで早速効果を表している(といっても通常に戻ったということだが)。

このシフトによって第1クオーターで16ヤードとパント3回を記録したオフェンス陣は、その後ついにリズムに乗っている。一方のディフェンス陣は後半に連続タッチダウンを許し、克服すべきものがあまりにも多いことを証明している。テキサンズはシーズンを通して1クオーターで勝ち越したことがなく、これはワットの10年のキャリアで初めてのことだ。

「俺たちは何か違うことをやらなきゃならないのははっきりしている。俺たちは0勝4敗で、自分たちのやっていることがうまくいっていない。何かを変える必要がある。何か別のことが必要だ」と年間守備選手賞に3度輝いているワットは語った。

具体的には、何を変えなくてはならないのだろうか?

「もう言ったように、俺は自分がコントロールできるものをコントロールする。俺は自分のギャップをよりうまくプレーしなきゃならない。もっといいタックルをする。クオーターバック(QB)に食らいついて、ボールを奪わなきゃならない。サックを奪わなきゃ。自分にコントロールできることが、俺のコントロールできることだ」

それは役に立つだろうが、テキサンズにとってはそれでも半分に満たないだろう。

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