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テキサンズがヘッドコーチ兼GMのオブライエンを解雇

2020年10月06日(火) 06:15


ヒューストン・テキサンズのビル・オブライエン【NFL】

ヒューストンのビル・オブライエン時代に幕が下りた。

ヘッドコーチ(HC)として7シーズン目を迎えていたオブライエンだが、今季のヒューストン・テキサンズは開幕から4試合で連敗を喫していまだ勝利がなく、シーズン第5週を前にテキサンズがジェネラルマネジャー(GM)でもあったオブライエンを解雇したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じている。

第一報を伝えたのは『Houston Chronicle(ヒューストン・クロニクル)』だった。

ラポポートによると、暫定ヘッドコーチをアソシエイトヘッドコーチのロメオ・クレネルが務めるという。73歳のクレネルはこれまでにクリーブランド・ブラウンズとカンザスシティ・チーフスでヘッドコーチを務めた経験がある。

テキサンズが序盤4試合で未勝利を喫するのは2008年以来のこと。昨季はAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区優勝を果たし、ポストシーズンでも1勝を上げていただけに、テキサンズの2020年シーズンは驚きのスタートを切ることになった。オブライエンはテキサンズで6年強のシーズンを過ごす中で52勝48敗の成績を残し、ディビジョナルタイトル4回、ポストシーズンは2勝をマークしている。

今年1月には2019年シーズンを通して空席となっていたテキサンズのジェネラルマネジャーに起用され、チームのスターレシーバーだったディアンドレ・ホプキンスをトレードに出したことは物議を醸した。ホプキンスとドラフト4巡目指名権を手放す代わりに、ドラフト2巡目指名権、2021年ドラフトの4巡目指名権、ランニングバック(RB)デビッド・ジョンソンを手に入れたものの、1試合あたりの獲得ランヤードは現時点でリーグ全体の最下位、序盤4戦はいずれも23点より多く得点できていない。

テキサンズの過去4戦は相手が手強かったのも事実だ。開幕戦では昨季スーパーボウル覇者のカンザスシティ・チーフスと、シーズン第2週には2019年を14勝2敗で締めくくったボルティモア・レイブンズと戦って敗れ、次の試合ではピッツバーグ・スティーラーズと接戦の末に勝ち星を逃し、先ごろ行われたミネソタ・バイキングス戦でも勝利の女神に微笑んでもらえず、4連敗を喫している。

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