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ブラウンズRBチャッブがMCL負傷、IRに

2020年10月06日(火) 09:14

クリーブランド・ブラウンズのニック・チャッブ【NFL】

クリーブランド・ブラウンズで最強のエンジンがガレージに向かった。

ランニングバック(RB)ニック・チャッブが現地4日(日)にダラス・カウボーイズを下した試合でMCL(内側側副靭帯)を負傷したと、ヘッドコーチ(HC)のケビン・ステファンスキーが月曜日に明かしている。チャッブは故障者リザーブとなっている。チームは今季中のいずれかの時点での復帰を予想しており、今のところ手術の必要はないとステファンスキーHCはつけ加えた。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはチャッブがブラウンズのバイウイークを含めて6週間ほど離脱する見込みだと伝えており、それに基づけば11月ごろの復帰が予想される。

チャッブはシーズン第4週の試合前半で、ブラウンズのガード(G)ワイアット・テラーが地面に倒したカウボーイズのディフェンシブタックル(DT)トリステン・ヒルが背後から倒れかかってきた際に負傷した。ヒルが倒れる際にチャッブの右膝の外側にぶつかり、良くない方向に曲がっている。

チャッブは歩いてフィールドを去り、試合には戻ってこなかった。

チャッブの損失は大きい。2019年のNFLのラッシャーで2位だったチャッブは、今季もトップに近いところに位置して第4週を迎え、ブラウンズのラン優先の攻撃陣において相手チームを圧倒し、これまで以上に強いように見えていた。

RBのカリーム・ハントやディアーネスト・ジョンソン、ドントレル・ヒリヤード、そしてワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムまでもが活躍し、ブラウンズは日曜日の試合でチームとして300ヤード越えを記録している。チャッブはその中でラン6回、43ヤードをマークした。ハントはエンドゾーンまで2度足を運んでいる。

チャッブを確実でタックルを破るリードバックとして用い、ハントをノックアウトパンチとして使うという最近のぜいたくな攻撃に代わり、チームは今後、ハントに頼らざるを得なくなる。これまでのところハントは多才なRBとして活躍できることを証明しており、ラン50回で275ヤード、タッチダウン3回の傍ら、キャッチ8回で42ヤード、タッチダウン2回を2020年にマークしている。

ハントがいることで打撃はいくらか和らぐ。また、日曜日のブラウンズはチャッブが不在でもリズムを崩さなかった。とはいえ、2019年のプロボウラーを失うことが長い目で見てどうチームに影響するかは、今後見えてくるだろう。

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