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ワシントン、QBハスキンズに代えてアレンをラムズ戦の先発に

2020年10月08日(木) 11:25

ワシントン・フットボール・チームのカイル・アレン【AP Photo/Alex Brandon】

ヘッドコーチ(HC)ロン・リベラのクオーターバック(QB)ドウェイン・ハスキンズに対する“カットオフポイント”はどうやら4試合だったようだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地7日(水)に情報筋の話を元に報じたところによれば、ワシントン・フットボール・チームはQB交代を行い、ハスキンズをベンチに下げてカイル・アレンの手に来る日曜日のロサンゼルス・ラムズ戦を委ねるという。アレックス・スミスがバックアップを務め、ハスキンズはインアクティブになる予定だとチームも発表した。

元1巡目指名選手のハスキンズは2シーズンのキャリアにおいて11試合に先発してきた。第3週に3回インターセプトされたハスキンズにすべてを委ねていると語ったリベラHCだが、NFLにおいてコミットメントとは急速に変わっていくものだ。

「彼は落胆するはずだ。もし彼が落胆していないなら、心配だね。だが、今は1人の男に教え続けようとすれば、他の53人に今後4試合を勝つためのチャンスが与えられない状況であり、それはフェアではない」

「われわれは若いQBを育てようとしている。しかし、自分たちのディビジョンで何が起こっているかに目を向けなければならなかった。誰かが4勝0敗で、他の誰かが3勝1敗だというならいい。しかし、ここには勝つチャンスがある」

現在、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区はフィラデルフィア・イーグルスが1勝2敗1分でリードし、ワシントンとダラス・カウボーイズが1勝3敗でタイ、ニューヨーク・ジャイアンツが0勝4敗で最後尾につける。ワシントンの今後4試合中3ゲームは、ディビジョンライバルが相手となっている。

リベラHCはカロライナから一緒に連れてきたアレンにシフトした。パンサーズのバックアップQBだったアレンをトレードで獲得したリベラHCはこのQBを高く評価しており、オフシーズンにしばしばアレンが先発を務める可能性を示唆している。そういった発言はハスキンズに火をつけるためのものだと見られてきたが、4試合が終わった時点でリベラHCは3年目のアレンに乗り換えている。

昨年の第3週にキャム・ニュートンの後を引き継いでから、アレンの状況は良くなり始めた。当時パンサーズのHCだったリベラの下、アレンはチームの4連勝に一役買い、タッチダウン7回、インターセプト0回、パサーレーティング106.6をマークしている。しかし、その後調子は崩れ、アレンを先発としたパンサーズはシーズン第10週から第15週に6連敗を喫した。この流れの中でリベラHCは解雇されている。最初の素晴らしい1カ月の後のアレンは、先発として1勝7敗、タッチダウン10回、インターセプト15回、パサーレーティング70.9でシーズンを終えている。

リベラHCは明らかに、攻撃コーディネーター(OC)スコット・ターナーのオフェンスをより効果的に動かせるのはアレンだと考えている。チームは昨シーズンが進むにつれてアレンが抱えた困難は、カロライナの状況によるものだと考えているはずだ。たとえリーグの他の面々が、アレンは最初の読みがかわされるようになり、プレッシャーへの対処に問題を抱えたと考えていたとしても。

アレンがターナーのオフェンスに馴染みのあることは、日曜日のラムズ戦に出場する上で一つの資産になるはずだ。

もしアレンが苦戦したとすれば、リベラHCがハスキンズに戻すのかという点が問題になってくる。もしくは、ベテランのスミスという手もある。恐ろしい足の負傷からの復帰の途上にあるスミスは、今もアクティブロースターに登録されている。

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